ダンダダンは幽霊の存在を信じる女子高生とUFOの存在を信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトルラブコメ漫画です。
2024年10月からテレビアニメの第1期が放送され、2025年7月からはテレビアニメ2期もスタートし、国内外問わず話題となりました。
ダンダダンは『少年ジャンプ+』で読むことができます。
今回はダンダダン原作の214話について、感想やレビュー、考察を行っていきます。
Contents
【ダンダダン】213話までのあらすじ
213話では、記憶喪失となったモモと、それを見つめ続けるオカルンの心の葛藤が描かれます。モモがジジたちと楽しそうに会話している様子を見たオカルンは、声をかける勇気が出せず、ただ遠くから見守ることしかできません。
一方、坂田もモモに会おうとしますが、クラスの委員長に「今はそっとしておこう」と諭され、教室には入らずに終わります。
そんな中、モモはオカルンの視線に気づいており、自分に何かを伝えたいのだろうと感じていました。ジジから「仲が良かった」と聞かされたモモは、思い出せない自分に戸惑いながらも、オカルンに「ごめんね」と謝罪します。
オカルンは涙ながらに「仲良くなりたい」と想いを伝え、「絶対に自分から話しかけるから!」と決意を表明。最後にはモモがオカルンの肩に手を置き、「ちゃんと目を見ろ」と真剣な表情で語りかけ、ふたりの間に新たな一歩が生まれます。
【ダンダダン】214話のあらすじ最新話
記憶喪失になってしまったモモが、改めてオカルンと向き合うシーンから物語は始まります。
彼女は気さくに「そうだ!あんた名前は?」と話しかけ、まるで初めて会ったかのように自己紹介を求めます。
自分の名前を言わないオカルン
オカルンは戸惑いながらも「オカルンです」と名乗りますが、モモは当然のように「それあだ名でしょ?」とツッコミを入れます。
しかしオカルンは、「本名は言えません…」と視線を落とし、本当の名前を告げることをためらいます。
彼の本名は“高倉健”。
それは以前、モモの理想の男性像として語られた名前であり、彼にとっては少し苦い記憶が残るものでした。
そのため、彼は再びその名を口にすることに抵抗を感じていたのです。
「オカルン」というあだ名の理由
モモは続けて、「なんでオカルンなの?」と興味津々に尋ねます。
オカルンは照れくさそうに「オカルトが好きなので…」と答えます。
そのシンプルな理由にモモは笑顔で「じゃあさ、オカルトが好きだからオカルン!いいじゃん!」というモモがつけてくれた時の思い出がオカルンの頭の中にめぐります。
ベンチに並んで座るモモとオカルン。
言葉を交わしていても、二人の間にはどこか見えない距離がありました。
「こんなに近くにいるのに、すごく遠く感じる」
オカルンの心のつぶやきには、記憶を失ったモモとの関係に対する痛みと寂しさが滲み出ています。
モモとオカルンはペニー先輩のもとへ向かおうとしますが、モモは突然「何いきなり!?」と警戒。
オカルンが「一緒に行こう」と誘っただけなのに、まるでナンパ扱いのような誤解を受け、ドタバタとしたやり取りが続きます。
しかし、そんな中でオカルンの「本当に宇宙人がいる」という真剣な言葉に、モモは少しずつ彼の“変さ”に興味を持ち始めます。
すれ違う会話、交わらない心
歴史文化研究部では、キンタやアイラら仲間たちが登場します。
キンタは冷静に「実は、綾瀬さんは記憶を失う前、俺と恋人同士だった」など告げ、モモを混乱させようとします。
アイラやジジは記憶を失ったモモを守るように行動しますが、モモの不信感はますます深まります。
モモはこの状況を完全には理解できず、「何なのこの感じ…」と胸にモヤモヤを残します。
星子の現状と、消えた“霊感”
星子が依然として入院中であることが明かされ、読者は前章の戦いの代償を再認識します。
さらにモモには“霊感”が消えていることが判明。
これまで怪異と戦ってきた彼女が、いまやそれらの存在をまったく“認識できない”という現実が突きつけられます。
名前の記憶とすれ違う想い
アイラがオカルンのことを「高倉君」と呼んだ時、モモは「高倉?」という名前に反応します。
それは彼の本名を聞いたことがあるような、“記憶の欠片”の反応。
しかし彼女の中で確かな思い出には結びつかず、オカルンの胸には切ない痛みが走ります。
周囲の仲間が「二人は仲良かった」とフォローしても、モモはどこか距離を感じ、「何なんだろ、この違和感…」とつぶやきます。
三丈目先生の登場
物語のラストでは、モモが一人廊下を歩くシーン。
そこに現れたのは白いスーツ姿の三丈目先生。三丈目先生はサンジェルマン伯爵が変装した姿であり、モモたちの能力を奪おうとする敵対勢力です。
そんな三丈目先生はモモに向かって、「あなたの悩み事、聞きトゥース」と声をかけます。
どこか飄々としたその男の登場が、次なる展開への新たな予兆となって幕を閉じます。
【ダンダダン】過去の記事はこちら
過去の話のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
| 180話 | 181話 | 182話 | 184話 | 185話 |
| 186話 | 187話 | 188話 | 189話 | 190話 |
| 191話 | 192話 | 193話 | 194話 | 195話 |
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ダンダダンの登場キャラクター
人物キャラ
綾瀬桃/モモ |
高倉健/オカルン |
円城寺仁/ジジ |
白鳥愛羅/アイラ |
星子 |
坂田金太 |
佐脇凛 |
頭間雲児 |
(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
ダンダダンの登場怪異(妖怪・幽霊)
ターボババア |
アクロバティックさらさら |
邪視 |
カシマレイコ |
オンブスマン |
アンブレボーイ |
サンジェルマン伯爵 |
メルヘンかるた |
(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
ダンダダンの登場キャラクター(宇宙人・UMA)
セルポ星人 |
フラットウッズモンスター |
ドーバーデーモン(シャコ) |
ネッシー |
地底人 |
モンゴリアンデスワーム |
ルドリス |
バモラ |
深淵の者(クル) |
ディスマン |
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星子






オンブスマン
アンブレボーイ


フラットウッズモンスター
ネッシー

ルドリス
深淵の者(クル)
ディスマン

