ダンダダンは幽霊の存在を信じる女子高生とUFOの存在を信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトルラブコメ漫画です。
2024年10月からテレビアニメの第1期が放送され、2025年7月からはテレビアニメ2期もスタートし、国内外問わず話題となりました。
ダンダダンは『少年ジャンプ+』で読むことができます。
今回はダンダダン原作の210話について、感想やレビュー、考察を行っていきます。
Contents
【ダンダダン】209話までのあらすじ
松江城での激闘を終え、モモは巨大忍者を撃破するものの、気づけば広大な田畑にひとり取り残されていました。
仲間のバモラの姿はなく、不安と孤独に襲われたモモは「帰りたい」と涙ながらに願います。
その胸に浮かぶのは、祖母や友人たちと過ごした日常の記憶でした。そこへ突如、鬼面をつけた男たちの行列が現れ、「次はあなたの番」と告げます。
導かれるままに連れて行かれた先では、巨大な鳥居と神殿が待ち受け、儀式が執り行われます。
儀式が終わると、水の中から元の姿に戻ったモモが現れます。

【ダンダダン】210話のあらすじ最新話
宇宙と意識が交錯する「儀式」
物語は、まるで宇宙の中心にいるかのような、シーンから始まります。
神官のような人物が、片手に持つ盃を高々と掲げると、そこから波紋のようにエネルギーが広がっていきます。
「小槌の力は確かに響いて……」と語られる中、意識を閉じた星子がその中心に浮かび上がります。
この描写は、前話での“儀式”が彼女の内面に何らかの影響を及ぼし、異界とつながる状態にあることを暗示しているように思われます。
モモの目覚めと違和感…見知らぬ宿と謎の寝床

場面が切り替わると、モモが畳の部屋で目を覚まします。
旅館のような和室で、隣には意識を失っているバモラが眠っており、モモは不安げな表情を浮かべます。
モモは周囲を探索しますが、どうにも違和感を拭えない様子。まるで現実と非現実が入り混じる夢の中にいるかのような空気が流れています。
さらに驚きなのは、モモが受付の女性に「ウチの親がいるはず」と訴える場面。星子は彼女の“祖母”ではなく“親”として扱われています。
これがただの言い間違いなのか、それとも彼女の記憶に何らかの異変が生じているのか、読者の不安を煽る展開です。
星子は病院に!?部屋の女性の正体と再会への布石
受付の女性の話によると、星子は現在市内の病院に運ばれているとのこと。
しかも、モモが目覚めた部屋に寝ていた人物は「別の人間」だったという衝撃の事実が明かされます。
「知らない人が寝てるんですけど…」というモモの台詞は、彼女自身がどこか異質な世界にいた可能性を示唆しています。
さらに旅館のシーンでは、従業員が妙に丁寧かつ機械的な対応をしている点も不気味さを強調しています。
読者としては「この旅館自体が結界のような空間なのでは?」ということも考えられます。
島根の病院での再会劇!しかしモモの“記憶喪失”が発覚

モモはすぐにタクシーで星子が入院している島根の病院へと向かいます。
病室では、すでに回復しつつある星子が騒がしくしており、ジジがなだめていました。
元の姿に戻ったモモが到着するなり、「何やってんだクソババア」と星子に声をかけます。
モモの儀式のことに関して諦めかけていた星子は、モモに抱き着きます。
しかし、再会の感動も束の間、モモの言葉に全員が凍りつきます。
「え?あんた誰?ジジ?小学校一緒だった?」
なんと、モモはジジのことをまったく覚えていない様子です。
記憶が部分的に欠落している、あるいは過去の時間軸がずれている可能性が示唆され、物語は一気に不穏な空気へと傾いていきます。
オカルンは謎の修行中!?逆立ち・雑巾がけで“気”を通す

一方その頃、オカルンは謎の修行に取り組んでいました。
逆立ちをして「気を頭に通すイメージを」と真剣な表情で訓練する様子は、何かしらの能力覚醒を目指しているように見えます。
満次郎が登場し、まるで“修行という名の異能訓練”を施している点です。
「頭を上げずに全力で雑巾がけ」や「窓拭きは下から上へ」など、精神修養と肉体の鍛錬を行っています。
最後に訪れる“モモの異変”と「戻ってくる」伏線
物語の終盤、記憶の一部が欠けたモモが意味深に言い放ちます。
「宇宙人なんているわけないっしょ」
今まで妖怪や宇宙人の存在を信じて戦っていた彼女が、オカルンと出会う前に戻ってしまったかのようになってしまいました。
このままでは、オカルンのことも忘れてしまっている可能性があります。
モモの記憶や人格は今まさに分裂しかけているのか、もしくは何者かに“上書き”されているのかもしれません。オカルンが登場すれば、モモの記憶が再び戻る可能性も考えられます。
また、モモの記憶喪失が儀式の代償だとしたら、ズマやダイキたちにも何らかの影響が出ていると思われます。
【ダンダダン】過去の記事はこちら
過去の話のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
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人物キャラ
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(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
ダンダダンの登場怪異(妖怪・幽霊)
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ダンダダンの登場キャラクター(宇宙人・UMA)
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