マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中の遠藤達哉先生による漫画『SPY×FAMILY』。
スパイの父・ロイド、殺し屋の母・ヨル、人の心が読める娘・アーニャが互いに正体を隠しながら疑似家族として暮らす日常を描いた大人気作品です。
本作は、ドタバタで温かい日常と、各国間の平和を守るために奮闘するシリアスな物語のギャップが読者を惹きつけています。
今回はスパイファミリー116話の内容について解説していきます。
Contents
【スパイファミリー】115話までのあらすじ
スパイファミリー115話では、フォージャー家の穏やかな日常から一転し、国家の根幹にかかわる極秘会談が展開されるという、緊張感あふれるエピソードが描かれました。
ヨル・フォージャー、裏の顔は伝説の殺し屋〈いばら姫〉。
「ガーデン」の店長、〈弟切〉〈ギンピー〉という新キャラも登場し、彼女が所属する謎多き組織「ガーデン」と、国家の権力構造との関係がついに明かされ始めます。
そしてヨルはミテラオオジカの密漁者組織の殲滅の任務を任されることになります。
【スパイファミリー】116話のあらすじ
密猟者殲滅任務開始
「立派な森ですねー」 そんなヨルの気楽な声とともに、一行を込んだジープは森の奥へ進みます。
部長はこの森のことに関して土地勘があるようで、ヨル達にここから西も同じような森が続いているということを伝えます。
さらに、「休戦協定により豊かな自然の生態系が形成された」と言っていることから、昔はこの場所は戦争で荒れ果てた土地であったことを想像させられます。
部長のペット話
そんな昔の話をしていると、〈弟切〉が頭の上にいる鷹はなんだと聞いてきます。
どうやら部長のペットで上空からの偵察用に連れてきたとのことです。
部長いわく、ペットの鷹はよく訓練されていて可愛いと言っていますが、ペットの鷹はひたすらに〈弟切〉の頭をゲシゲシと攻撃をしています。
そのため、〈弟切〉は部長の指示ではないかと疑っており、「斬っていいか?」と邪魔者扱いしています。
家族への思い
そんな中、ヨルも「ボンド」というペットを飼っていてとても賢いとペットの話題を持ち出します。
そのとき、〈弟切〉に「ずいぶんと腑抜けたツラをするようになったな」と見下されます。
〈弟切〉はヨルに幸せのぬるま湯で刃が錆びているのではないか?と質問します。
それに対しヨルは「結婚してより一層仕事への思いが強まりました」と言い返します。
おそらく、母親として家族を守ることの責任感がうまれてきたのでしょう。
部長のただいまのチュー
部長も実は既婚者であり、左手の薬指に指輪をはめている描写が描かれています。
部長の奥さんは一般人で、仕事のことに関しては話をしていないとのこと。
家族環境がヨル達と似ていたことから、ヨルは普通の家族について興味を示します。
「ただいまのチューはしますか」
ヨルが意を決して聞いてみると、「若い頃はまあ」と意外な回答が返ってきたため、かなりショックな様子。
それよりも動揺しているのが〈弟切〉であり、「ただいまのチュー」の話題が出たとたん、不謹慎だ!と話題を変えようとします。
それでも、部長は半分管理職だからまあいいと自己解決しますが、ヨルはなぜか許されません。
〈弟切〉はヨルに嫉妬しているのでしょうか?
今後のこの二人の関係性に注目です。
ミテラオオジカ生息域に潜入
ヨル達はミテラオオジカの生息域に入ったため、車を隠し徒歩で索敵することにします。
忍者のように木の上をジャンプして移動していきます。
この森にはどうやら獰猛な獣だけでなく毒を持った動植物もいるとのこと。
ここで〈弟切〉がギンピーがどんな人物であるか分かってきました。
©遠藤達哉/集英社
どうやらギンピーは「毒の専門家」であり、部長が「彼女」と言っていることから、性別は女性であることが分かります。
〈弟切〉はヨルにどちらが多く密猟者を狩れるか勝負しようと提案しますが、ヨルはこの申し出を拒否します。
ミテラオオジカ発見
ヨル達はミテラオオジカのツノを発見します。
部長によれば、違う種の鹿角とのこと。ほとんどの雄鹿はこの時期に角が抜け、生え変わるのだとか。
しかし、ミテラオオジカは生え変わることがほとんどなく、角が大きいことが特徴的で密猟の対象になってきた。
そのような話を聞いていると〈弟切〉は人間の足跡を発見。
足跡の先にはミテラオオジカがいました。
しかし、ミテラオオジカのすぐ目の前には人間がしかけた捕獲用の罠が設置してありました。
〈弟切〉はミテラオオジカの目の前を攻撃することで罠から逃がすことに成功しました。
密猟者の剪定
ミテラオオジカを見つけた密猟者は銃を構え放ちます。
銃を構えていた密猟者たちは、〈弟切〉やヨル達に瞬時に殺されてしまいます。
周囲にいた密猟者も〈弟切〉のナイフに刺され、やられてしまいますが、一人だけは泳がせて跡をつけることにします。
そんな中、ヨルはミテラオオジカに振り回されてパニック担ってしまっています。
不意の同士討ち
ミテラオオジカを川の方へ誘導することになったヨルと〈弟切〉。
どうやら〈弟切〉はヨルの戦い方に不満があるようです。
〈弟切〉にとっては、今回の任務にはヨルは邪魔物であり排除したい人物なのかもしれません。
【スパイファミリー】過去の記事はこちら
過去の話のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
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