最新の投稿
ファンタジー

【葬送のフリーレン】147話あらすじ最新話!影なる戦士レーヴェの凄惨な過去!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「葬送のフリーレン」は、魔王討伐後のエルフの魔法使いフリーレンが、仲間たちとの旅を振り返りながら、新たな冒険を通じて自身の人生の意味を見つけ出すファンタジー漫画です。

第146話「人類最強の戦士」では、影なる戦士ヴァルロスとクライスの宮殿侵入から、大陸魔法協会のファルシュとの緊迫した対峙が描かれました。

この記事では「葬送のフリーレン」の147話のネタバレ、考察、レビューを行います。
→ゼーリエ暗殺計画を振り返りはこちら

【葬送のフリーレン】146話までのあらすじ

『葬送のフリーレン』第146話「人類最強の戦士」では、影なる戦士ヴァルロスとクライスによる宮殿への潜入と、ファルシュとの遭遇が描かれます。

顔が知られているヴァルロスは、雪解け水で水没した地下通路から宮殿に侵入します。

クライスは、かつて国の英雄「ラーゼン」だったヴァルロスが人々に忘れ去られ、像を破壊されたことに憤りを示します。

ヴァルロスは、黒い鎧を纏いながら、彼の口癖である「戦士ならこのくらい普通だ」という言葉が、旧友アイゼン(人類最強の戦士)の教えに基づくと語ります。

アイゼンは、戦士としての誇りや勇敢さが「致命的な隙」につながると教え、その「臆病だった友の言葉」がヴァルロスを冷静にさせ、生き延びさせてきたといいます。

さらにヴァルロスは、暗殺任務の指揮官であるレーヴェは自身より遥かな高みにいる存在であり、そのレーヴェでさえゼーリエ暗殺に「捨て駒になる覚悟」で臨んでいるという事実に「恐怖した」と明かします。

これにより、ターゲットであるゼーリエの底知れなさが強調されます。

地下通路に潜んでいたファルシュは、ヴァルロスを「魔族の将軍」と見紛う「化け物」と畏怖し、彼の潜入を阻止しようと決意します。

しかし、ヴァルロスはファルシュの息遣いを察知し、警告します。

ファルシュが動いた瞬間、ヴァルロスは一瞬でファルシュの右腕を斬り落とし、短槍を首に突きつけて「次は首を落とす」と脅し、ファルシュは薄笑いを浮かべながら軽口を返して幕を閉じます。

【葬送のフリーレン】146話あらすじ最新話!地下通路に潜むファルシュに襲い掛かるヴァルロスとクライス「葬送のフリーレン」は、魔王討伐後のエルフの魔法使いフリーレンが、仲間たちとの旅を振り返りながら、新たな冒険を通じて自身の人生の意味を見...

【葬送のフリーレン】147話のあらすじ最新話

レーヴェの素性と「魔法のない世界」への目的

レーヴェは使用人の爺(じい)と共に宵の明星を見ています。故郷である南側諸国を思い出すレーヴェに対し、爺は彼の本名である「ヘルト」と呼びかけます。

爺は自身が力及ばずな師であったことを謝罪しますが、レーヴェは「そんなことはない」「その名で呼ぶな」と返します。

レーヴェは、これが最後かもしれないからこそ、自分はローベルーア領総督の「レーヴェ」であり、相手は使用人の「爺」であると強調します。

そして、レーヴェは自身の行動原理を明かします。彼らは歴史に名を残す偉業を成し遂げようとしているわけではなく、これから起こるのは、人類も魔族も平等に魔力を失い、この世界から魔法が無くなることであると語ります。

これは、神話の時代に書き換えられた世界の法則を、元の形に戻すための行為だと説明されています。

使用人の爺の正体は、後にレーヴェの師となるレーラーという戦士でした。

少年ヘルトを襲った二度の「魔法」

レーヴェ(ヘルト)の人生は、必ず「魔法」が関わる瞬間に変わってきました。

一度目の「魔法」

兄の死 物心ついたばかりの頃、兄が流れ弾の魔法からヘルトを庇って死亡しました。

ヘルトの生まれた南側諸国は、魔族の勢力圏から遠い代わりに、人類同士が争う「いかれた場所」であり、魔法は人を殺すための道具でした。

市街戦の巻き添えで死ぬことは珍しくなく、「どこにでもあるありふれた不幸」として大人が諦めるほど、その地はいかれていたと語られています。

二度目の「魔法」

町の消滅 二度目の「魔法」は、ヘルトにとって今でも目に焼き付いて離れないほどの衝撃でした。町はたった一晩で消え去り、残ったのは瓦礫の山でした。

両親の死体すら見つからなかった、あるいは原型を留めていなかったため、大人たちが子供に見せないように弔ったようです。

そして衝撃だったのは、この地獄のような惨状でさえ、「巻き添え」ミーヌスと思われる魔法使いが描かれています。

倒れたヒンメル像と師レーラーとの出会い

町が消滅した後、ヘルトはただ目的もなく茫然と立ち尽くし、大人たちに連れ出されても頑として動きませんでした。

辺りが静寂に包まれた頃、ヘルトはふと視線を上げ、倒れている勇者ヒンメルの像を目にします。

子供の頃、誰もが憧れた英雄ヒンメルの英雄譚を思い出し、「世界に平和をもたらしたこの勇者は、こんな所で倒れていていいものじゃない」と考えたヘルトは、無駄な行為と分かっていても、必死に像を起こそうとします。

その時、一人の男が現れ、「私も手伝おう」と声をかけます。この男が、後の師となるレーラーです。レーヴェは、この偉大な勇者の像が自分たちを巡り合わせたのだと考えます。

男(レーラー)はこの国最強の戦士であり、百戦百勝と謳われる戦果を持っていましたが、戦乱の絶えない南側諸国では、「その場にいない」という理由だけで最強の戦士も敗けるという皮肉をヘルトは語ります。

レーラーは、誰か英雄が現れて平和をもたらしてくれると信じていましたが、「誰かじゃ駄目なんだな」と悟り、平和を願う自分自身がそれを成し遂げなければならないと決意します。

レーラーは、「勇者ヒンメルならきっとそうする」と考えを改め、この勇者の像と英雄譚が彼に熱意を思い出させたのだろうとレーヴェは回想します。

第147話は、レーヴェが自身の人生を変えた「三度目の魔法」の言及を残して終了しています

レーヴェの過去とミーヌス討伐の可能性

©山田鐘人・アベツカサ/小学館

第147話でレーヴェ(ヘルト)の過去が明らかになったことで、彼の魔法に対する憎しみ、そして魔法を世界から無くそうとする動機が明確になりました。

また、レーヴェが故郷の町を消し去った「二度目の魔法」の場面で、大魔法使いミーヌスらしき人物が描かれていたことから、彼が「大逆の魔女」ミーヌスを討ち取った名もなき戦士である可能性がさらに高まりました。

ミーヌスは、辺境の小国の名も無き戦士に約20年前に討ち取られたとされていました。

【葬送のフリーレン】大魔法使いミーヌスの強さと秘密について紹介!大魔法使いミーヌスは、南側諸国に終わりなき戦乱をもたらしたことで知られている魔法使いです。 本作の133話で影なる戦士たちの作戦会...

ヒンメルの残した影響

レーヴェとレーラーの出会い、そしてレーラーが熱意を取り戻すきっかけとなったのが、倒れていたヒンメルの像と、決して諦めることのなかった勇者の英雄譚でした。

この描写は、ヒンメルがその死後も時を超えて人々の心に影響を与え続けているという、物語の重要なテーマを再び強調しています

【葬送のフリーレン】帝国編の他の展開予想

ファルシュの尋問と情報戦の開始

第146話の最大の焦点は、絶対絶命の状況にあるファルシュの安否です。

ヴァルロスの意図

ヴァルロスは、ファルシュをすぐに殺すつもりはない様子です。影なる戦士は正当な理由なく敵を見逃さないはずですが、ヴァルロスは情報収集のためにファルシュを生かしている可能性があります。

第147話では、ヴァルロスが、潜入経路を見張っていた魔導特務隊や大陸魔法協会側の動きについて、ファルシュから情報を引き出そうとする腹の探り合いの対話劇から始まる可能性が高いです。

【葬送のフリーレン】影なる戦士ヴァルロスとは?北の果ての英雄ラーゼンの正体と強さを徹底解説大人気ファンタジー漫画『葬送のフリーレン』の帝都編で登場し、読者に強烈な印象を与えたドワーフの老戦士「ヴァルロス」。 普段は浮浪者...

ファルシュの抵抗

右腕を失いながらも、ファルシュは「思ったよりも話が通じるようだ。安心しましたよ」と軽口を叩く余裕を見せています。

彼は対戦士の魔法使いと目されており、何らかの抵抗手段や、持ち帰ることを目的とした情報(例えば、指揮官レーヴェの名前や南側諸国での工作活動の情報)をすでに確保している可能性があります。

【葬送のフリーレン】ファルシュの行動が不審すぎる。裏切りの可能性がある理由を徹底解説!ファルシュは大陸魔法協会に所属する一級魔法使い。ゼーリエの弟子の一人ですが、最近の展開でファルシュの行動に不審な点が見受けられるようにな...

フリーレン一行の介入と会敵

読者の最も大きな期待の一つは、異変を察知したフリーレン一行の到着です。フリーレン一行は第143話以降登場しておらず、第147話でこの地下通路に急行する展開が最もストレートな予測です。

衝突の勃発

ファルシュを救出し、ヴァルロスらを宮殿に入れることを阻止するため、フリーレン一行(フリーレン、フェルン、シュタルク、ザイン)と、ヴァルロス、クライス(そしてヴォルフやガゼレなど他の影なる戦士)との間で大規模な戦闘が始まると予想されます。

シュタルク vs. ヴァルロス

第146話では、ヴァルロスが自身の古い友人であるアイゼンについて語り、彼こそが「人類最強の戦士」であり、自分に死を与えられるのはその友だけだと考えていることが判明しました。

ヴァルロスはアイゼンに匹敵するレベルの強さだと考えられており、アイゼンの弟子であるシュタルクと、ヴァルロスが対峙する展開は、物語的に非常にあり得る、盛り上がる展開として予想されています。

レーヴェとゼーリエの謎の深掘り

戦闘が始まる前の対話、あるいはフリーレン一行が合流した際に、ヴァルロスが抱える核心的な疑問が再浮上する可能性があります。

ゼーリエの正体

ヴァルロスは、遥かな高みにいる戦士レーヴェが「捨て駒になる覚悟」でこの任務に臨んでいると聞き、「一体儂等は、何を相手にしようとしているんだろうな」と、ゼーリエの底知れなさに恐怖と疑問を抱きました。

この問いは「ゼーリエは一体何者なのか?」という読者の疑問でもあり、帝国編で何らかの手掛かりが示される期待が高まっています。

レーヴェの真意と未来視

ヴァルロスでさえ恐怖を覚えるレーヴェは、南側諸国で工作活動を行っていたことが判明しています。

レーヴェが未来視の魔法や魔道具を継承している可能性も予想されており、彼がゼーリエ暗殺の実行犯(またはそのキーマン)ではないかという謎が、第147話以降、より明確に追及されるかもしれません

【葬送のフリーレン】考察記事はこちら

考察記事のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。

130話 131話 132話 133話 134話
135話 136話 137話 138話 139話
140話 141話 142話 143話 144話
145話 146話 147話
【葬送のフリーレン】ゼーリエ暗殺計画まとめ!大陸魔法協会と帝国の関係、魔導特務隊とは?大陸魔法協会の頂点に君臨するゼーリエ。彼女の存在は、魔法界において絶大な影響力を持っています。 しかし、その力を疎ましく思う帝国は、ゼ...
【葬送のフリーレン】黄金卿のマハト編のあらすじまとめ!デンケンやグリュッグの関係についても解説!「葬送のフリーレン」の黄金卿編は、七崩賢の一人であるマハトと彼が黄金に変えた城塞都市ヴァイゼを中心に展開されます。 マハトはかつて...
【葬送のフリーレン】神技のレヴォルテ編がアニメ2期濃厚か?ストーリー・あらすじを徹底解説!「葬送のフリーレン」は、魔王討伐後のエルフの魔法使いフリーレンが、仲間たちとの旅を振り返りながら、新たな冒険を通じて自身の人生の意味を見...
【葬送のフリーレン】女神の石碑に込められた魔法の解読は?あらすじ・まとめ今回はフリーレンが80年以上前にタイムスリップする過去編について解説していきます。 この話は、強敵である七崩賢マハトを討伐し北の大...

【葬送のフリーレン】キャラクター一覧

 

error: Content is protected !!