最新の投稿
ファンタジー

【葬送のフリーレン】ゼーリエ暗殺計画とは?黒幕には誰がいる?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

大陸魔法協会の頂点に君臨するゼーリエ。彼女の存在は、魔法界において絶大な影響力を持っています。

しかし、その力を疎ましく思う帝国は、ゼーリエの暗殺を企てます。フリーレンたちが護衛任務に就く中、影なる戦士という帝国の極秘暗殺部隊が密かに動き出します。

この記事ではゼーリエ暗殺計画編の背景とその展開について詳しく解説していきます。

【葬送のフリーレン】ゼーリエ暗殺計画の概要

©山田鐘人/アベツカサ

帝都アイスベルグで建国祭の最終日に帝国領と北側諸国の要人たちが集まる、大規模な舞踏会が宮殿で行われることとなり、そこに大陸魔法使いの代表としてゼーリエが招かれることとなります。

その舞踏会でゼーリエが暗殺される可能性があると、帝国で諜報活動をしているリネアールから報告をうけ、ラント、ユーベル、ゼンゼ、ファルシュ、フェルン達の1級魔法使いはゼーリエの護衛を行うこととなりました。

ゼーリエ暗殺計画の背景

ゼーリエ暗殺計画の背景には帝国と大陸魔法協会の対立が根底にあります。

帝国は大陸魔法協会の存在を疎ましく思っており、長年にわたって対立関係にあります。この対立が、ゼーリエ暗殺計画の背景にあります。

ゼーリエは大陸魔法協会のトップであり、非常に強力な魔法使いです。彼女の存在は帝国にとって脅威と見なされており、帝国はゼーリエを暗殺する計画を立てました。

この計画は、帝国が大陸魔法協会の力を削ぐためのものであり、ゼーリエの暗殺を成功させることで、協会の影響力を弱めようとしています。

影なる戦士の存在

ゼーリエ暗殺計画には、影なる戦士という対魔法使いに特化した帝国の極秘暗殺部隊がゼーリエの首を狙っています。

影なる戦士は魔力感知にかからない隠密技術と卓越した白兵戦能力を持ち、暗殺者としても活動しています。影なる戦士の存在は公式には認められておらず、一般には都市伝説のように語られています。

「影なる戦士」たちの仕事は、ゼーリエの暗殺を遂行する際に護衛を引き付け排除すること。配られた護衛リストの中にはフリーレンも名を連ねています。

帝国の治安維持のための魔導特務隊

魔法使いを狩ることに特化しており、普段は帝国の内覧の鎮圧に駆り出されるような部隊です。

帝国は、大陸最大の魔法文明で高度な魔法文明を持ち、軍事転用にも積極的です。

そのため隠蔽体質で、取りしまる組織が強靭でなければなりません。
魔法使いとしての組織力も大陸魔法使いの比ではありません。

【葬送のフリーレン】魔導特務隊の目的・正体とは?役割や背景について徹底解説!『葬送のフリーレン』の物語において、帝国の魔導特務隊は謎に包まれた存在です。 彼らの目的や正体は何なのか?その背後に隠された真実に...

【葬送のフリーレン】ゼーリエ暗殺計画のあらすじ

フリーレンを狙う影なる戦士

©山田鐘人/アベツカサ

影なる戦士たちが森の中で作戦会議を行い、フリーレン一行を襲撃する方法を確認しています。

フリーレンが露天商で支払った銀貨に追跡魔法が仕込んでおり影なる戦士たちの居場所を突き止めようとしますが、その魔法を利用して居場所を逆探知され、ヴォルフのに襲撃されます。

シュタルクが身を挺してフリーレンをかばいますが、ヴォルフの弓矢には毒が盛られており、シュタルクは動けなくなってしまいます。

フリーレンたちはシュタルクの毒を治癒しようと廃屋へ逃げ込み、毒の解析をすすめます。

しかし、フリーレンにとっても、ヴォルフの毒は見たことのない毒のようで解析に苦戦します。フェルンは協会へ向かおうと提案しますが、フリーレンは「遠距離から敵に狙われている中で、いくつもの大通りを抜けていくのは自殺行為だ」と提案を却下します。

フェルンは「シュタルクに毒矢を放ったヴォルフなら解毒薬をもっているかもしれない」ということに気が付きます。フェルンはシュタルクの命があぶないから街での交戦もやむなしだといっていますが、フリーレンはそれに反対しています。

民間人に手を出せば、帝国を敵に回すことになる。帝国の対人戦に優れた魔法使いはかなり厄介だとフェルンに言い聞かせます。

ザインとの再会

©山田鐘人・アベツカサ

シュタルクの毒への対処法がないと思っていた矢先、廃屋の扉が開き、ザインが現れ、シュタルクの毒を治療しました。

フリーレンは逃げる途中でザインの魔力を感じ、魔力を出し続けてその方向に逃げてきたとのこと。

ザインはこの街に戦士ゴリラがいるかもしれないとフリーレン達に説明しますが、廃屋の外ではヴォルフが待ち構えている状況でした。

シスター・ロレはガゼレに廃屋に向かいように指示を出し、野外戦にもちこもうとします。

一方で、フリーレンはザインに、敵に逆探知されて追い詰められている状況を説明します。ザインは敵の逆探知を利用し、敵の僧侶の位置を割り出そうとします。

フリーレンはゼンゼに持たされた市街図をザインに渡し、敵の僧侶の居場所を指さします。

フリーレンは敵が使う女神様の魔法は戦術の根幹に組み込まれており、その女神様の魔法に頼りきっていることに気が付きます。

そこへ影なる戦士ガゼレが廃屋をぶち壊して、奇襲してきます。ガゼレの獲物はどうやら両手短剣のようです。

シュタルクがすぐさまフェルンをかばい、ガゼレはシュタルクが動けるため、「話が違う」と驚いたようでした。

フェルンが攻撃魔法を瞬時に繰り出し、応戦しますが目の前で攻撃魔法を出されたにも関わらず、ガゼレにはかわされてしまいました。

魔法で壁が壊れるとそこを狙ってヴォルフが矢を撃ち込みますが、それもシュタルクが弾き飛ばしました。フリーレンたちはテーブルを盾にして、女神様の魔法を使っている司令塔を叩くことにします。

静かにキレるフェルンに、フリーレンは今度こそ応戦の許可を出すのでした。

魔導特務隊との戦闘

ノイは逃走するラントとユーベルに対し謎の魔力信号を送り続けます。ノイいわく、この魔力信号は「投降しろ」という意味合いだったようで、ユーベルはその意味が分からず、無視し続けた結果、いきなり攻撃されることになります。

ノイが「君は帝国の人間ではないのか。いい情報だ」といったことから、帝国側でのみ通じる暗号をノイはユーベルに送ったのではないかと考えられます。

また、魔力探知に優れたラントが全くノイの攻撃に反応できていなかったことから、ノイは「魔力を使った攻撃」とは異なる方法で攻撃を仕掛けていることになります。

その証拠に、ユーベルのソルガニールでノイを拘束し魔力を使えなくした際も反撃を行い、さらにはユーベルの視界を奪い、ユーベルの魔力操作を封じています。

ラントとユーベルの脱出

131話「脱出」では、ユーベルとラントが魔導特務隊に捕まり、高い塔のてっぺんに収監されます。二人は手をロープで縛られた状態で、相手の魔法について考察を始めます。

ユーベルはノイの魔法が感覚の一部を制御するものだと推測しますが、実はそれほど複雑ではないかもしれないと考え始めます。

ラントは自分が魔法を使えないのはロープのせいだと考え、ユーベルにロープを切るよう頼みます。ユーベルは魔法を使ってラントのロープを切り、二人は脱出を試みますが、魔導特務隊のカノーネとノイが現れます。

ラントは一時的にユーベルを裏切るふりをしますが、実は複製体であり、本物のラントはカノーネの背後を取ります。ユーベルは塔を魔法で切り裂き、カノーネに人命を優先するよう提案し、二人は一時的に見逃されます。

リネアールの文書により敵側勢力が判明

リネアールからの文書で敵の正体が影なる戦士であることが判明しました。

そして、影なる戦士「鍛冶屋」の名前もついに明らかになりました。その名前はクライス
ドイツ語で「Kreis」と書き、人の輪、縁」という意味があるそうです。

ヴァルロスが鍛冶屋のクライスに話しかけますが、鍛冶屋のクライスはいい迷惑のようです。鍛冶屋のクライスはヴァルロスに早く帰るように言いますが、ヴァルロスはお前の事を嗅ぎまわっている男がいるとクライスに教えます。

そして、ヴァルロスはザインがお前のことを“戦士ゴリラ”と名乗り続ける酔狂な奴だと信じて疑わなかったと教えます。ヴァルロスはザインが“戦士ゴリラ”を探していた時の事を思い出し、僧侶アゴヒゲと言っていた事もクライスに教えます。

影なる戦士の存在は公式には認められておらず、一般には都市伝説のように語られていましたがどうやら実際に存在することが証明されました。

フリーレンは帝国の後ろ盾がついている正規の組織となると、かなりまずいと言っています。下手をすれば帝国そのものを敵に回すことになる、慎重に動くべきだとラントも同意します。

しかし、リネアールの文書によると影なる戦士は正規の組織と決まったわけではないようです。

実は影なる戦士は16年前に先代の皇帝陛下の勅命によって解体されているとゼンゼは言います。その理由は指揮系統が不明だからだそうです。

影なる戦士は通常の軍隊とは真逆で、現場の指揮官に大きな権限が与えれた組織だったようです。

フェルンはなぜそんな仕組みなのか不思議に思っていましたが、フリーレンが各々の戦力が強いためにそのような仕組みになったと推測しました。

戦力が強いということは、上の命令無しに動けるということは現地の判断でリアルタイムに連携できるということです。実際に対峙したフェルンもそのすごみを感じていたようです。

 

【葬送のフリーレン】帝国で諜報活動をしているリネアールとは?

リネアールは15年以上も帝国にスパイとして潜入している一級魔法使いです。

リネアールは恐ろしい程に優秀な魔法使いのようで、模擬戦の場においてゼーリエに地に膝を付けさせたこともあるようです。

これはレルネンも成し遂げられなかった快挙で、「だからこそ帝国の動向を探るとうい危険な任務にリネアールは駆り出されたのかもな」とゼンゼはつぶやきます。

対人戦という一点において、リネアール程優秀な人間の魔法使いを私は知らない、とゼンゼはリネアールを評価します。

中庭で蝶々を眺めていた変人でもあります。割とおとなしい感じの雰囲気がありますが、ファルシュいわく、「毎回会うたびにゼンゼと殴り合いになってる」とのことで、意外と武闘派なのかな、と思います。

現在では、「リネアール」=「カノーネ」の可能性が濃厚のようです。

ノイから「例の魔法使い二人をとらえた」と聞かされたところで、すぐにカノーネは本部へ戻ろうとしていました。

この二人は言うまでもなく、「ユーベル」と「ラント」のことですが、これを聞いてすぐに動き出すというのは、129話でファルシュがこのように言っていた箇所につながってくるかと思います。

「それに流石にリネアールが対処すると思いますよ。」

つまり、「リネアールがユーベルとラントを助けるだろう」ということだと思うのですが、「二人が捕まった」という報告を受けて即座に動き出しているところからすると、「リネアール」=「カノーネ」ではないでしょうか?

【葬送のフリーレン】魔導特務隊の目的・正体とは?役割や背景について徹底解説!『葬送のフリーレン』の物語において、帝国の魔導特務隊は謎に包まれた存在です。 彼らの目的や正体は何なのか?その背後に隠された真実に...

【葬送のフリーレン】黒幕は魔導特務隊フラーゼか?

フラーゼはカノーネに魔導特務隊が自由に動けるように上に掛け合ったから安心して任務を遂行しなさいと命令しました。

ここから判明したことは、魔導特務隊の隊長であるフラーゼを動かせる存在がいるということ。

以前デンケンが、カノーネに対し、「フラーゼの手綱が握れなくなる」ということが関係していると思われます。デンケンは宮廷魔法使いですから、フラーゼが上に掛け合った人物というのは、国家直属の宮廷魔法使いということになるでしょう。

さらに、フラーゼは舞踏会は平和の象徴であり、影なる戦士の介入はあってはならないと言っています。このセリフから魔導特務隊は影なる戦士と対立関係であることが分かっています。

また、カノーネがフラーゼに対し、大陸魔法協会と影なる戦士が戦闘を開始した場合は如何なさいますか?と問うと、「私達国家権力による武力行使を除いて、この国に殺し合いを許す法はありません」といい、国家権力を味方につけた私達なら武力行使をおこなってもよいとカノーネに戦闘を許可しています。

 

error: Content is protected !!