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【スパイファミリー】プロジェクト〈アップル〉の核心に迫る!残された謎を徹底解説!【SPY×FAMILY】

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『SPY×FAMILY』の物語において、フォージャー家のメンバーの過去や世界の平和を巡る鍵として頻繁に言及されるのが、プロジェクト〈アップル〉です。

これは物語の背景にあるシリアスな要素であり、特にアーニャとボンドの出自に深く関わる極秘研究です。

本記事では、プロジェクト〈アップル〉の概要、関与が疑われる人物、そして残された謎について解説します。

【スパイファミリー】プロジェクト〈アップル〉の概要と目的

プロジェクト〈アップル〉は、東国(オスタニア)の旧政権下で軍事目的のために秘密裏に進められていた極秘研究です。

研究の目的

このプロジェクトの目的は、非常に高い知能を持った生物を人為的に生み出すことでした。

具体的には、「賢い軍用犬を作るための研究」を目的とした「動物兵器計画」の一環であり、犬に対し特殊な薬物、訓練、実験を施すことで、未来の映像を視覚的に捉える力(未来予知能力)を与えることを目指していました。

犬の他にも、亀、梟、羊、イルカなどの様々な動物が実験体とされ、恐ろしくIQが高い動物を生み出すことが試みられていました。

研究の頓挫

この計画は無茶な実験を繰り返していましたが、東国の旧政権が崩壊した際に中断・頓挫しました。

結果として目標には遠く及ばない成果に終わったと、スパイの〈黄昏〉(ロイド・フォージャー)は認識しています。

実験体の流出

研究が頓挫した後、被験体となった動物たちは処分されることなく、一部が裏社会へと流れてしまいました。

その後、テロリストたちは流出した犬を「爆弾犬」として利用しようと画策しました。

【スパイファミリー】主要な被験体:ボンドとアーニャとの関係

フォージャー家の飼い犬であるボンドと娘のアーニャは、このプロジェクト、または関連する実験の被験体であった可能性が極めて高いと考えられています。

ボンド・フォージャー

©遠藤達哉/集英社

ボンドはプロジェクト〈アップル〉に最も関係している可能性が高い存在です。

ボンドはかつて研究施設で「実験動物008号」、または単に「8号」と呼ばれていました。

プロジェクト〈アップル〉による投薬や電気ショックなどの非人道的な実験を通して、少し先の未来を映像として視覚的に捉える特殊能力(未来予知)を獲得しました

ボンドの回想シーンでは、酷い扱いを受け、「犬は死んでも替えがきく」という研究員の発言があったことが描かれています。

アーニャ・フォージャー

©遠藤達哉/集英社

アーニャもまた、プロジェクト〈アップル〉の実験対象であった可能性が指摘されています。

アーニャは孤児院に来る前、ある組織の研究室で「被検体007」と呼ばれていました。

ンドが「8号」であるのに対し、アーニャが「007」という連番で識別されていたことから、アーニャの読心術を生み出した人体実験と、ボンドの動物実験であるプロジェクト〈アップル〉が、地続きか、あるいは密接に関連した研究であった可能性が高いと考察されています。

アーニャの名前の由来

アーニャの名前は、プロジェクト〈アップル〉の「A」とデータなしという意味の「N/A」を組み合わせて、「A N/A」 → 「アーニャ」になったのではないかと推測されています。

アーニャの出自

また、勉強が苦手なアーニャが古語だけは得意であることから、彼女が古語を使う国で育ったという推測があり、出生の秘密に関わる伏線とされています。

アーニャが超能力を身につけた経緯の他に、彼女の出自に関する伏線として「古語だけは得意で、スペルミスがなければ高得点が取れる」という点があります

ロイドはこのことから、アーニャが古語を使う国で育ったのではないかと推測していますが、これは彼女が被検体となるに至った出生の秘密に関わる重大な手掛かりと考えられます。

 

【スパイファミリー】 研究チームの影と〈黄昏〉の過去との接点

©遠藤達哉/集英社

プロジェクト〈アップル〉の真相を追う上で、当時の研究員たちがロイドの過去と繋がっている可能性は、物語の最大の伏線の一つです。

アーニャ(原作1話)とボンド(原作22話)の過去の回想シーンには、同一人物と思われる研究員が2名登場しています。

  •  スキンヘッドの眼鏡男
  •  前髪ちょろ毛の眼鏡男

このことは、アーニャの実験とプロジェクト〈アップル〉の研究チームが同じ組織であったことを強く示唆します。

特に「前髪ちょろ毛の眼鏡男」には、二重の疑念がかけられています。

ロイドの旧友との酷似

©遠藤達哉/集英社

原作62話で描かれたロイドの少年時代のエピソードに、眼鏡をかけた「前髪が三日月型の少年」が登場し、研究員とビジュアルが酷似しています。

ロイドの友人3人は戦争下で無謀な作戦に参加し、認識票だけが戻ったため亡くなったとされていましたが、ロイドは遺体を確認していません。もしこの研究員がロイドの旧友だとすれば、〈黄昏〉の身に危険が及ぶ可能性も出てきます。

レオナルド・ハプーンとの関連

豪華客船編(原作8〜9巻)に登場する裏社会の人間レオナルド・ハプーンも、ジャンプ+掲載時のビジュアルが「前髪ちょろ毛の眼鏡男」に酷似しており、単行本化の際に修正されたという経緯があります。

研究チームの現在

ロイドの上司であるハンドラー(シルヴィア)は、当時の研究チームの一部が今も残存している可能性が出てきたことをロイドに伝えており、現在もプロジェクトの関係者が裏で暗躍している可能性が示唆されています。

ボンドとアーニャの回想シーンに登場する「前髪ちょろ毛の眼鏡男」を含む研究員は、ロイドの少年時代の友人に酷似しているという考察があり、もし同一人物だとすれば、〈黄昏〉の身に危険が及ぶ可能性も出てきます。

 ボルン社との噂

新型自白剤「ゲロリマス」を開発したボルン社が、プロジェクト〈アップル〉に関与していたという噂がロイドによって語られています。

プロジェクト〈アップル〉は、フォージャー家が「仮初の家族」から「本物の家族」になっていく過程、そして東西平和が実現する という物語の結末に向け、アーニャやボンドの命運を左右する重要な鍵を握っていると考えられています。

【スパイファミリー】プロジェクト〈アップル〉とイーデン校の象徴的繋がり

©遠藤達哉/集英社

東国の名門校であるイーデン校とプロジェクト〈アップル〉の間にも、象徴的な繋がりが指摘されています。

校章と名称

アーニャが通うイーデン校の校章はリンゴ(アップル)をモチーフとしています。イーデン校は、将来的に国を背負うエリート(国士)を育てる場所であり、この「アップル」というシンボルは、プロジェクト名との関連を強く匂わせる伏線です。

知恵の象徴

リンゴは旧約聖書の「エデンの園」に登場する知恵の実を連想させ、「知恵の象徴」とされます。

イーデン校には「食べればたちまち頭が良くなる」と噂される「知恵の甘味」が存在しますが、これはプロジェクト〈アップル〉が目指した「IQの高い生物」の創造と通じるものがあり、現在も秘密裏に研究が続いている可能性も考察されています。

懇親会の厳戒態勢

優秀な生徒(皇帝の学徒)の親が出席できる「懇親会」は、首脳会談並みの厳重警戒が敷かれています。

政財界の大物が集まる社交場であるという理由以上に、この懇親会が、プロジェクト〈アップル〉やアーニャの実験に繋がる何か秘匿したい秘密を抱えているのではないかという考察があります

【スパイファミリー】過去の記事はこちら

過去の話のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。

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