マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中の遠藤達哉先生による漫画『SPY×FAMILY』。
スパイの父・ロイド、殺し屋の母・ヨル、人の心が読める娘・アーニャが互いに正体を隠しながら疑似家族として暮らす日常を描いた大人気作品です。
本作は、ドタバタで温かい日常と、各国間の平和を守るために奮闘するシリアスな物語のギャップが読者を惹きつけています。
今回はスパイファミリー121話の内容について解説していきます。
Contents
【スパイファミリー】120話までのあらすじ
120話では、ヨルとロイドの関係がさらに深まる展開が描かれました。職場で同僚たちに弟切との”密会”を目撃されたヨルは、浮気疑惑をかけられ大混乱。
実際には薬の受け渡しだったにもかかわらず、ロマンスとして誤解されてしまいます。部長の機転で弟切は”ジョーンズ”という仮の身分で紹介され、騒動は一段落。
その後、ロイドはヨルからの「この結婚、ずっと続けばいいな」という言葉が頭から離れず、スパイとしてはありえないほど心を乱されます。
一方、アーニャはベッキーの助言を思い出しながら、ヨルの気持ちをそっと後押し。ヨルはついに「ロイドさんのことが好きみたい」と自覚し、アーニャに打ち明けます。
仮初の家族に本物の絆が芽生え始めた――そんな予感に満ちた、感情の機微が丁寧に描かれたエピソードでした。
【スパイファミリー】121話あらすじ最新話
ロイドが見せる“初めての弱さ”
ヨルの「この関係がずっと続けばいい」という言葉が、ロイドの心をかすかに揺らしています。
これまでロイドは、家族も感情も「任務のため」と割り切り、心を揺らすことはありませんでした。しかし121話では、その揺らぎがついに“表面化”する可能性があります。
たとえば、作戦会議中のミスや部下からの指摘を受けるなど、スパイ〈黄昏〉としては考えられないほどの“集中力の欠如”が描かれるのではないでしょうか。
彼の中に芽生えたのは、任務では説明できない“温かい感情”。それは確かに誤差であり、しかし同時に、人間としての自然な成長の兆しかもしれません。
恋心を育てる時間――ヨルとアーニャの穏やかな夕暮れ
一方、ロイド不在のフォージャー家では、ヨルとアーニャの“母娘の会話”が展開されます。
「ちちのこと、気になるの?」
アーニャの問いに一瞬言葉を詰まらせながらも、ヨルはついにその胸の内を明かします。
「私……ロイドさんのことが好きみたいです」
この“告白”は、アーニャだけが知る大切な秘密。ヨルにとっては、誰かに気持ちを伝えることで、自分の想いをしっかりと受け止めるきっかけになるのかもしれません。
アーニャの「胸に手を当てて考えるといい」というアドバイスが、まるで未来の彼女自身に向けられたようにも感じられ、心に余韻を残します。
“本物の家族”へ動き出す時――ヨルの決意は121話の鍵に?
121話の終盤では、再びロイドとヨルの会話が描かれる可能性が高いです。
ヨルが「この家を守りたい」と語った想いに、ロイドがどう応えるのか――
それが、今後の2人の関係を大きく左右する“分岐点”となるでしょう。
もしかすると、ロイドもまた自分の心に正直になり、「この家が居心地いい」と漏らす場面が描かれるかもしれません。
まだ“愛”と呼ぶには遠く、けれど確かに“何か”が芽生え始めている。
それがフォージャー家の今であり、121話ではその感情がより輪郭を持って描かれることが期待されます。
【スパイファミリー】過去の記事はこちら
過去の話のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
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