本記事では、大人気漫画『葬送のダンダダン』の179話について感想やレビュー、考察を行っていきます。
【ダンダダン】178話までのあらすじ
星子が鉄の牛ミノタウロスから強烈な一撃を受けた後、吹っ飛ばされていたパヤセとカシモトが戻ってきます。
パヤセは真っ黒な怪物の姿に変わり、カシモトは鳳凰の力を操る能力を持っています。
ミノタウロスは体が鉄でできており、攻撃を受けるほど熱くなり硬く強くなる能力をもっていました。
カシモトの操る鳳凰の炎「アフームザー」は絶対零度まで冷やすことができる氷炎でした。
星子がミノタウロスに捉えられ、身動きが取れなくなりますが、カシモトの力でミノタウロスを弱体化させ、その隙にパヤセが星子を救出しました。
最後には星子に厄払いのお札によって牛の変身が解除されました。
【ダンダダン】179話のあらすじ・ネタバレ
本話では注目されていた事の真相が明らかとなりました。
鋼鉄ミノタウロスの正体はスーツを着た普通の男性で、彼は指示役の連絡を受け、星子を襲ったのだと言います。
指示役は複数人に同じ連絡をしており、星子たちが取り逃したキョンシー使いと男性は全く面識はなく、指示役とも会ったことはないと言うのです。
男性は指示役に持たされたナイフを星子たちに見せます。
星子はそのナイフを見た瞬間、表情を変え”阿修螺(アスラ)”とつぶやきます。
阿修螺(アスラ)を手にした者は命が尽きるまで人を殺し続け、さらに妖怪たちの力を取り込みどんな剣の達人でも切り伏せた危険な刀だとして、呪術組織が厳重に封印していました。
しかし、阿修螺の刀は5年前に何者かに盗まれ、男性が星子に見せたナイフは阿修螺の小柄だといいます。
男性はその阿修螺の小柄を使い、「妖怪の力を集めろ」と言われており、たくさん集めた人にはどんな願いもかなえてくれると約束したそうです。
男性には余命が残りあと1年の妻がおり、その妻をどうしても助けたい一心で指示役と繋がり、星子たちを襲ったとのこと。
会社の同僚に指示役を紹介されたはずなのに、顔も服装も思い出せないらしい。
さらには会社の名簿にも存在していなかったとのこと。
【ダンダダン】第179話の考察と感想
顔も服装も何も思い出せない人物で、小柄(ナイフ)を渡してくるというのは、雪白にナイフを渡した人物と共通しています。
そして、おじさんが持っていた小柄と雪白が持っていたナイフもまた同じデザインでした。
この小柄はおそらくサンジェルマン伯爵のものでしょう。
星子が小柄は複製と言っていたことから、阿修螺の小柄はたくさんあるのでしょう。
サンジェルマン伯爵はオカルトコレクターだと言っていましたから妖怪の力を集めるということも辻褄が合います。
第179話のラストでは、警察官の部賀(ベガ)が登場していました。
そのため、次はズマが狙われるのではないでしょうか!?