『葬送のフリーレン』の「帝都編」で登場したキャラクター、シュリットは、傭兵として働く影なる戦士の一人です。その剣の腕は帝国でも五指に入ると評される凄腕でありながら、飲んだくれの女傭兵というギャップを持つ人物です。
本記事では、そんなシュリットのプロフィール、強さ、そしてファンからも注目が集まる兄・クライスとの関係性を中心に解説します。
Contents
【葬送のフリーレン】シュリットのプロフィール
©山田鐘人・アベツカサ/小学館| 所属 | 影なる戦士 |
|---|---|
| 表の身分 | 女傭兵 |
| 外見 | 赤毛のポニーテールと細目が特徴 |
| 一人称 | 「あっし」 |
| 名前の由来 | ドイツ語で「Schritt」であり、意味は「歩み、一歩」 |
シュリットは、帝国の特務機関「影なる戦士」の一員であり、表向きの身分は傭兵です。
彼女の最大の特徴は、稼ぎの全てを酒につぎ込むほどの飲んだくれである点です。
初登場時(129話)から、影なる戦士の仲間であるヴォルフの酒場で飲んだくれており、酒代のツケを払っていないダメ人間ぶりが描かれています。
周囲から飲みすぎをたしなめられても、「それは酒に言ってくれ。あっしを愛して止まないのさ…」と酒瓶を離しません。
仕事自体はこなすものの、仲間に任務の連絡を忘れるなど、根っからいい加減な性格をしています
【葬送のフリーレン】影なる戦士としての役割と強さ
対魔法使い専門の特務機関
シュリットが所属する「影なる戦士」は、魔力の隠匿に特化した戦士たちで構成される対魔法使い専門の特務機関です。
彼らは帝国の反乱を防ぐために存在する特務機関の一つですが、公式に存在が認められているのは「魔導特務隊」のみです。
影なる戦士の組織は16年前に先代皇帝の勅命で解体されていますが、現在活動しているのは勅命を無視して独自に動いている者たちです。
彼らの活動は無報酬であるため、シュリットのように別途、傭兵として働いて生活費を稼ぐ必要があります。表の身分まで戦いに関わっているのは、影なる戦士の中でもシュリットは特殊な存在です
帝国屈指の剣の腕
シュリットは今のところ作中で戦闘シーンは描かれていません。しかし、周囲からはその実力を高く評価されています。
• ヴァルロスからは、「シュリットの剣の腕は、帝国でも五指に入る」と言われていました。
• イーリスからも、「剣の腕しか取り柄がない」と評されています。
影なる戦士の中でも上位の実力者であることは確かですが、総合的な実力は、指揮官のレーヴェや、かつて英雄ラーゼンと呼ばれたヴァルロスよりは下だとされています。
また、シュタルクとフリーレンに遭遇したガゼレは、シュタルクに対抗するにはイーリスかヴォルフのどちらかがいないと勝負にならないと評価しており、シュリットよりもシュタルクの方が強いと考えているようです(シュリットの剣ではシュタルクの頑丈さを突破できない可能性が示唆されています)。
このことから、シュリットは超一流の戦士ではあるものの、最強格には及ばないという印象です。
影なる戦士の任務
帝都編での影なる戦士の任務は、指揮官レーヴェが企図するゼーリエ暗殺において、護衛のゼンゼらを排除し引き付けることでした。
この死を覚悟する困難な任務に対しても、シュリットは終始飄々とした態度を崩しませんでした。
しかし、作戦前の準備期間中(135話)にヴォルフの酒場の前で飲んだくれていたシュリットは、フリーレン一行との交戦が始まった際、酔っぱらって役に立たないと判断されたのか、戦いには参加しませんでした
【葬送のフリーレン】シュリットとクライスの関係性
シュリットには「鍛冶屋のクライス」と呼ばれる兄がいますが、この関係は影なる戦士の任務のための偽装兄妹です。彼らには血の繋がりはありません。
兄を押し付けられたクライス
兄のクライスこそが、かつてザインが探していた幼馴染の「戦士ゴリラ」の正体です。
クライスは、生活能力の無い飲んだくれのシュリットを、他の影なる戦士のメンバーに押し付けられたというのが実態です。
クライスは、「影なる戦士 おまえたち の任務のせい」で、自分の稼ぎを全部シュリットの酒代につぎ込むことになり、その損な役回りに愚痴をこぼしています。
任務連絡の失念
132話からの影なる戦士の会議では、指揮官レーヴェから全員への任務伝達を指示されていたにもかかわらず、シュリットは兄であるクライスへの連絡を忘れており、周囲から呆れられていました。
仲間からは「酔っ払いが」と突っ込まれており、シュリットのこういった凡ミスはよくあることだと仲間たちは慣れている様子です。
クライスが英雄を目指して旅をしていたはずが、なぜ影なる戦士となり、シュリットの兄として振る舞っているのか、その心中には不本意な感情があるように見受けられます。
この兄妹(偽装)の絆や、シュリットの行動の真意(単なる過失か、あるいは意図的なものか)は、物語の今後を占う上での伏線として注目されています。
【葬送のフリーレン】考察記事はこちら
考察記事のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
| 130話 | 131話 | 132話 | 133話 | 134話 |
| 135話 | 136話 | 137話 | 138話 | 139話 |
| 140話 | 141話 | 142話 | 143話 | 144話 |
| 145話 | 146話 | 147話 |
【葬送のフリーレン】キャラクター一覧
| フリーレン一行 | |
| フリーレン | フェルン |
| シュタルク | ザイン |
| 勇者一行 | |
| ヒンメル | ハイター |
| アイゼン | |
| 大陸魔法協会 | |
| ゼーリエ | ゲナウ |
| ゼンゼ | レルネン |
| デンケン | ファルシュ |
| エーレ | リネアール |
| ラヴィーネ | カンナ |
| ユーベル | ラント |
| リヒター | ヴィアベル |
| エーデル | ラオフェン |
| ブライ | シャルフ |
| メトーデ | ドゥンスト |
| レンゲ | トーン |
| タオ | ブルグ(故人) |
| 魔導特務隊 | |
| フラーゼ | カノーネ |
| ノイ | ラーガー |
| グラウ | |
| 帝国側 | |
| ラダール | 影なる戦士 |
| 魔族(七崩賢) | |
| 断頭台のアウラ | 不死なるベーゼ |
| 黄金卿のマハト | 奇跡のグラオザーム |
| その他大魔族 | |
| 無名の大魔族ソリテール | 全知のシュラハト |
| 終極の聖女トート | 神技のレヴォルテ |
| 電閃のシュレーク | 血塗られし軍神リヴァーレ |
| その他 | |
| フランメ | ミリアルデ |
| クラフト | 南の勇者 |
| シュトルツ | 大魔法使いミーヌス |
| レクテューレ | |



