『葬送のフリーレン』に登場する不死なるベーゼは、魔王軍の幹部「七崩賢(しちほうけん)」の1人として知られる強大な魔族です。
登場回数は少ないものの、作中屈指の防御魔法を操る存在として読者に強い印象を残しました。
今回は『葬送のフリーレン』に登場する「不死なるベーゼ」について解説をしていきます。
- 不死なるベーゼは魔王軍の幹部「七崩賢」の1人
- 最強クラスの結界魔法を使用し“突破不可能”と評される
- 勇者ヒンメル一行に敗れるも、その防御力は伝説的
Contents
【葬送のフリーレン】不死なるベーゼのプロフィール

名前 | 不死なるベーゼ |
---|---|
種族 | 魔族 |
所属 | 七崩賢 |
能力 | 結界魔法 |
初登場 | 第7巻59話 |
状態 | 死亡(勇者ヒンメルにより討たれる) |
『葬送のフリーレン』に登場する「不死なるベーゼ」は、魔王軍の幹部「七崩賢」の一員であり、強力な結界魔法を操る高位魔族です。
物語の開始時点で既に討伐されているため登場シーンは限られていますが、その存在感と能力の高さから多くの読者の印象に残っています。
ベーゼに関する過去の描写や、どのような経緯で七崩賢に加わったのかといった情報は、作中で一切明かされていません。
ただし、七崩賢という称号が魔族の中でも選ばれた者にのみ与えられることから、非常に長命かつ膨大な魔力と経験を有していると考えられます。
【葬送のフリーレン】不死なるベーゼの能力
結界魔法

不死なるベーゼの魔法は、作中でも突出した防御能力を誇る「結界魔法」です。
作中102話でフリーレンが「突破は不可能」と断言するほどの堅牢な結界魔法です。
- 対象範囲:数十メートル規模でと想定
- 持続時間:魔力の供給が続く限り永続可能とされている。
- 防御力:あらゆる攻撃が無効化され、人類では破ることは不可能
この結界は人類では決して破れないとされ、多くの魔法使いが解除を試みて力尽きたとされています。
しかし、勇者ヒンメル一行は力を合わせて内側から結界を破ることに成功しました。
この結界魔法の強度から、「不死なる」という二つ名が付けられたと考えられます。
【葬送のフリーレン】不死なるベーゼの来歴

“南の勇者”との死闘
ベーゼは、魔王の腹心である全知のシュラハトと共に、人類最強と謳われた南の勇者の討伐戦に参加し、七崩賢の半数を犠牲にしつつも勝利を収めました。
その後、魔王軍の柱石として人類との戦争で活躍します。

ヒンメル一行との対峙
物語本編では、勇者ヒンメル一行と対峙する場面が描かれます。
ベーゼはヒンメル一行を自らの結界魔法に閉じ込め、無力化したと判断し、そのまま放置することで餓死させようと目論みました。
ヒンメルたちは内部から協力して結界を破壊するという前代未聞の行動に出ます。

ハイターは2か月間無酸素状態でも生き延びることができる魔法をかけ、フリーレンに内部で結界の解析を行ってもらい、脱出に成功します。
しかし、結界を破られたことでフリーレンのみを警戒し、その隙を突いたヒンメルの剣に貫かれて絶命しました。
【葬送のフリーレン】不死なるベーゼ=ユーベル説
一部のファンの間では、ユーベルが不死なるベーゼの転生体ではないかという説があります。
その根拠として、両者の名前がドイツ語で「邪悪」を意味すること、ベーゼが防御に特化した結界魔法を使うのに対し、ユーベルが「大体なんでも切る魔法」という攻撃特化の魔法を使うことなどが挙げられています。
また、ユーベルの戦闘スタイルや言動が魔族に似ている点もこの説を支持する要素とされています。
「不死なる」という名前が、「死なない」「転生」するといった意味合いがあったとしたら納得がいきます。

【葬送のフリーレン】不死なるベーゼと関係するキャラクター
フリーレン
フリーレンはベーゼの結界魔法を「自分でも解除はできない」と明言しており、それほどに彼の魔法が常識外れの性能であることを認めていました。
一方で、彼女は人類の可能性を信じており、結界内部での協力によって脱出するという選択を選びます。
彼女の言葉「慢心こそが魔族の弱点」は、ベーゼを象徴する台詞としても記憶に残る名言です。
ヒンメル
ヒンメルは、誰よりも仲間を信じ、最も大胆な行動に出る男です。
ベーゼの結界に閉じ込められた際、彼は決して諦めず、内側からの破壊という発想に至り、実際にそれを成功させました。
ベーゼの死は、ヒンメルの「人間の力を信じる」哲学の勝利であり、その象徴的な瞬間でもあります。
全知のシュラハト
同じ七崩賢であるシュラハトは、ベーゼとは戦略的立場で協働する場面が過去に描かれています。
シュラハトが情報収集や分析を担う一方で、ベーゼが守備を担うことで、魔王軍の前線は盤石なものになっていたことが想像されます。

【葬送のフリーレン】考察記事はこちら
考察記事のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
135話 | 136話 | 137話 | 138話 | 139話 |
140話 | 141話 | 142話 | 143話 | 144話 |



