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【葬送のフリーレン】ミリアルデが探し求めていたものとは?聖杖法院の関係についても解説!

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『葬送のフリーレン』には、悠久の時を生きるエルフだからこそ抱える孤独や喪失感が繊細に描かれています。

その中でも、特に異彩を放つキャラクターが「ミリアルデ」です。

物語本編にはわずかしか登場しない彼女ですが、彼女の一言一言からは、深い虚無と人生への諦観がにじみ出ています。

この記事では、ミリアルデの発言や行動、残された碑文の意味、そして彼女と聖杖法院との関係まで、徹底的に掘り下げていきます。

この記事のポイント
  • ミリアルデの正体と背景:名前の由来から見る存在意義
  • 「価値のないゴミ」に人生を懸けた過去とその精神的影響
  • 虚無の中で遺した嘘の碑文と、皇帝酒に込めた皮肉な願い
  • 聖杖法院との関連と、作中では語られない裏の顔

【葬送のフリーレン】ミリアルデとは?

©山田鐘人・アベツカサ/小学館
名前 ミリアルデ
種族 エルフ
年齢 1000歳は超えている
名前の由来 ドイツ語の「10億」から
特徴 いつも酒を飲んでいる、無気力
初登場 69話

ミリアルデとは、数千年を生きるとされる女性のエルフであり、物語ではフリーレンと旧知の仲として描かれています。

その名前はドイツ語で「10億」を意味する「Milliarde」が元となっており、他の登場人物同様にドイツ語に由来しています。

この「10億」という数字は、彼女が生きてきた時間の長さ、あるいは彼女の虚無の深さを象徴しているかのようです。

彼女の人物像は一言で表せば「極度の無気力」

フリーレンから「いつもぼーっとしている」と評されるほど、感情の起伏がほとんど見られません。

その根底には、彼女がかつて「価値のないゴミ」を人生を懸けて探し求め、それが無意味だったという痛烈な経験を持つことが影響していると思われます。

【葬送のフリーレン】ミリアルデが探していたもの

ミリアルデがどんなものを探していたのかは明言されていませんが、その探求がミリアルデの精神に深い傷を残したことは明らかです。

フリーレンとの会話の中で、「意味なんて何もない」と語る彼女の目は、まるでかつての情熱や期待をすべて焼き尽くされたかのようでした。

このセリフは、何かを追い求め続けるエルフたち、そしてフリーレン自身に対する皮肉であり警鐘でもあります。

エルフがなぜ「何かを探求するのか?」という問いに対して、ミリアルデは「自分のようにならないためだ」と答えます。

すなわち、意味を見失った虚無の人生に堕ちた存在こそが、彼女自身なのではないでしょうか。

【葬送のフリーレン】ミリアルデの残した碑文の秘密

ミリアルデの名前を読者に強く印象づけたのが、単行本8巻第69話で語られる「皇帝酒」を巡るエピソードです。

ミリアルデはかつて、統一帝国の即位式で配られた「最低の安酒」を「最上の名酒」であると称える嘘の碑文を石碑に刻み、強力な結界とともに遺跡に封印しました。

なぜそんなことをしたのかと問うフリーレンに対し、彼女は「意味なんて何もない」と答えています。この嘘を信じたドワーフのファスは、なんと200年以上もの歳月を費やしてこの酒を探し続けることになりました。

結末の違いが示す人生観

ミリアルデが残した「皇帝酒(ボースハフト)は最上の名酒である」という碑文は、まさに彼女の虚無と諧謔(かいぎゃく)精神の象徴です。

実際には“不味い”ことで有名だったその酒を、最上の名酒として後世に伝えるという虚構の行為。

それは、まるで自分が追い求めた無意味なものを、あたかも価値あるものだったかのように美化して記録するかのような皮肉です。

ドワーフのフォスは人生をかけて皇帝酒を探し続けており、たまたま通りかかったフリーレン一行に頼み込み碑文の結界を解除してもらいます。

フォスが実際に皇帝酒を飲んだ時、彼もまた「なんの価値もないゴミだった」と悟るのですが、ミリアルデとは違い、その瞬間を「皆で笑い飛ばす」陽気な宴に変えてしまいます。

ここに、同じ事実をどう捉えるかによって人の生き方がいかに異なるかが示されており、ミリアルデの虚無がより際立つことになります。

【葬送のフリーレン】ミリアルデと聖杖法院との関係

©山田鐘人・アベツカサ/小学館

ミリアルデについて語られていない最大の謎のひとつが、「聖杖法院」との関係です。

物語本編での登場シーンはわずかですが、ミリアルデは極めて高度な魔法技術を持つ実力者である可能性が高いです。

フリーレンでも解除に3ヶ月かかる魔法を使用

彼女が皇帝酒を封印した結界は非常に強力で、あのフリーレンですら解除に3ヶ月を要しました。このことから、ミリアルデはゼーリエやフリーレンに並ぶ「大魔法使い」の一人であると推測されています。

ミリアルデはこの「壮大な暇つぶし」のために、非常に強力な術式を用いて結界を構築していました。
この「3ヶ月」という期間は、フリーレンが当初「時間がかかるから」と依頼を断ろうとしたほど、彼女にとっても骨の折れる作業であったことを物語っています

ミリアルデがこれほどまでに強力な結界を張った背景には、彼女がかつて「人生を懸けて探したものがゴミだった」という深い絶望を経験しており、その裏返しとして「意味のないことに全力を出す」という皮肉な執着があったのかもしれません。

「聖杖法院」のトップの可能性

作中の描写から、ミリアルデには「聖杖法院」という組織との深い関わりが示唆されています。

作中では直接的な言及はありませんが、作中で登場した影絵がミリアルデにそっくりである点から、一部のファンの間では彼女が聖杖法院と何らかの関係を持っていたのではないかと推測されています。

その理由は以下の通りです

  • 皇帝酒が振る舞われたのは大帝国の即位式であり、これは宗教的儀礼との関わりが深い
  • 聖杖法院は過去の歴史や魔法の記録、碑文などにも関わっていることが示唆されている
  • フリーレン自身がミリアルデと過去に会っていた時代は、聖杖法院が権勢を誇っていた頃に近い

もしミリアルデがかつて聖杖法院の高位にいた人物、あるいはその理念に深く関わる存在だったとすれば、「価値のないゴミを信じて人生を費やした」という告白の裏には、歴史的あるいは宗教的な失敗があるのかもしれません。

帝国編での再登場の可能性

また、デンケンが根回しを行った先が聖杖法院であることから、帝国編の物語において、ミリアルデが重要な役割を持って再登場するという考察も有力です。

 

【葬送のフリーレン】ミリアルデとフリーレンの関係

ミリアルデは、フリーレンの“もしもの未来”を象徴しているとも言えるでしょう。

フリーレンはミリアルデのことを「いつもぼーっとしている」と言っており、彼女の無気力な性格を熟知しています。ミリアルデも、フリーレンからの指摘に対して「エルフが何かを探求するのは、自分(ミリアルデ)のようにならないためだ」と皮肉混じりに返しており、気兼ねなく会話ができる間柄であることが伺えます。

長寿の種族が抱える「人生の空虚さ」「探求の無意味さ」「忘れ去られる恐怖」は、フリーレン自身が徐々に直面している問題でもあります。

しかし、フリーレンはフェルンやシュタルクとの旅の中で、確かに誰かと過ごす時間に価値を見出そうとしています。

ミリアルデとは対照的に、「今を共に生きること」の意味を掴もうとしているのです。

 

【葬送のフリーレン】まとめ:ミリアルデは何者だったのか?

ミリアルデは、虚無を生きるエルフであり、人生の真理に最も近づいた存在です。

  • 価値のないものに人生を懸けた過去が、今の無気力さを生む
  • 嘘の碑文と皇帝酒が象徴する皮肉な人生哲学
  • 聖杖法院との関係が今後の物語の鍵になる可能性

その存在はフリーレンの過去と未来をつなぐ“鏡”であり、同じエルフとしての警鐘でもあります。

彼女の言葉と行動に秘められた真実が、今後の物語で明かされる日は来るのでしょうか。

【葬送のフリーレン】考察記事はこちら

考察記事のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。

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