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【葬送のフリーレン】第138話のネタバレ 感想と考察

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本記事では、大人気漫画『葬送のフリーレン』の138話について感想やレビュー、考察を行っていきます。

前回の137話のラストシーンでは「ゼーリエが帝都に到着した」というところで終わっていました。

今回の記事の要点

ゼーリエの帝都探索
リネアールの収集した手紙の内容
影なる戦士の鍛冶屋はやはり戦士ゴリラ・・・?

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現状のおさらい

大陸魔法協会と帝国の関係性について

帝国と大陸魔法協会は長年にわたり不仲な関係にあります。

帝国は大陸最大の魔法文明で高度な魔法技術を持ち軍事転用にも積極的。
大陸魔法協会側にも優秀な魔法使いがいるが、意思決定は大魔法使いゼーリエに委ねられいる。

この構造が対立を生んでいいる要因でしょう。

帝国領の帝都アイスベルクで帝国が「ゼーリエ暗殺計画」を企てていることが明らかになりました。

帝国とは

大陸の大部分を支配していた統一帝国の流れを汲む国家です。現在は北側諸国の一国として存在していますが、依然として強力な軍事力と魔法技術を誇っています。

帝国は魔法の軍事転用に積極的で、特に大魔法使いフランメの功績が大きいです。

帝国にはいくつか反乱を防ぐための対魔法使い専門の特務機関がいくつか存在していますが、公式に存在が認められているのは魔導特務隊のみです。

大陸魔法協会とは

大陸で活動する魔法使いの認可と管理を担う魔法管理団体です。

『生きた魔導書』と称される神話の時代の大魔法使い・ゼーリエが弟子達と共に設立しました。

本部は、聖都シュトラールにありますが、大陸各地に支部が設置されており、フリーレン一行が訪れた北側諸国最大の魔法都市オイサーストには北部支部がありました。

ゼーリエ暗殺計画とは

帝都アイスベルグで建国祭の最終日に帝国領と北側諸国の要人たちが集まる、大規模な舞踏会が宮殿で行われることとなり、そこに大陸魔法使いの代表としてゼーリエが招かれることとなります。

その舞踏会でゼーリエが暗殺される可能性があると、帝国で諜報活動をしているリネアールから報告をうけることとなります。

ゼーリエは、影なる戦士という対魔法使いに特化した帝国の極秘暗殺部隊によって暗殺されるとされています。

影なる戦士はフリーレンたちとすでに前哨戦を行っており、司令塔に僧侶がいることが判明しています。僧侶が使用する魔法には女神様の魔法といい、”呪い”など通常の魔法とは異なる性質のものも存在します。

ゼーリエは「呪い返しの魔法」をデンケンに特権として与えてしまっており、再度取得するには100年の歳月がかかるとされています。

今回の護衛任務ではゼーリエが「呪い」に対してどのように対抗するのか、僧侶がどのように周囲と連携をとっていくのかが見どころになりそうです。

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それぞれの動きについて

フリーレン一行

露天でガゼレに接触したフリーレンは銀貨に追跡魔法を施し、影なる戦士たちの居場所を突き止めようとします。

しかし、影なる戦士の1人シスターロレに追跡魔法を逆探知され、襲撃をうけます。

フェルンが建国祭の花火に紛れてロレを打ち抜き、司令塔を失った影なる戦士は撤退を余儀なくされます。

ユーベル&ラント

帝国がゼーリエの暗殺を目論み、その証拠となる機密文書回収のためラントとユーベルがスパイとして忍び込みます。

しかし、帝国の警備兵である魔導特務隊に発見され一時は捕虜となります。

ラントは分身魔法で魔導特務隊の隙をつくと、ユーベルが捕えられている塔を切り裂き脱出します。

デンケン

グリュックと一緒に“ヴァイゼにて沙汰を待て”と言われているようで、グリュックに同行する形でデンケンもヴァイゼへと移送されます。

デンケンはどうやら帝国とグリュッグの政争に巻き込まれてしまったようです。

魔導特務隊

魔導特務隊は魔法使いを狩ることに特化した部隊で、普段は帝国の内乱の鎮圧に駆り出されているような部隊です。

建国祭では護衛任務という立場でラントとユーベルと対峙し、スパイとして潜入したラントとユーベルを捕えました。

しかし、ユーベルが閉じ込めている塔を切り裂き、民間人を人質にとる強行手段をとったため、いったん2人を逃すことにします。

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影なる戦士

フリーレン一行が影なる戦士たちに襲われる中、建国際の花火に紛れてフェルンが敵のシスター・ロレを打ち抜きました。

ロレはフェルンの攻撃が体に命中し、気絶してしまいます。フェルンは大魔族ソリテールの魔力探知外からの超遠距離からの射撃でさえも正確にコントロールすることができます。

ロレを殺さなかったのは、おそらくフェルンが意図的に手加減をしていたものだと思います。

ガゼレもそのようなことを言っていますが、葬送のフリーレンの作中では人間を殺す描写は今までに一度も登場してきていません。

今回の戦いから、影なる戦士たちの戦闘スタイルは、僧侶が司令塔となって他の戦士たちと連携しながらフリーレンたちを倒しにかかるという戦術だということが判明しました。

魔法使いだけでは戦士にかなわないことが証明された戦いでした。

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葬送のフリーレンのネタバレ138話考察|ファルシュがゼーリエを護衛する

ゼーリエは帝都に一人で来たかと思われましたが、ファルシュがゼーリエの影に潜んでおり、護衛をしていました。

ゼーリエは護衛はいらないと言っていたそうですが、ファルシュは流石にそうもいかないといい、ゼーリエにローブを着せて帝都の街を案内します。

ファルシュは影を操ることができる魔法使いで対近接戦に強い魔法です。

ゼーリエに危険が及んだら、影の中に隠れることも可能なのではないでしょうか。

しかし、ファルシュ=ドイツ語で「偽り」、影の魔法、影なる戦士。地下通路で影なる戦士を偵察していた件もあるため、このゼーリエ暗殺計画編では、ファルシュはかなりキーマンになりそうです。

葬送のフリーレンのネタバレ138話考察|リネアールからの文書で敵の正体が判明

リネアールからの文書で敵の正体が影なる戦士であることが判明しました。

影なる戦士の存在は公式には認められておらず、一般には都市伝説のように語られていましたがどうやら実際に存在することが証明されました。

フリーレンは帝国の後ろ盾がついている正規の組織となると、かなりまずいと言っています。下手をすれば帝国そのものを敵に回すことになる、慎重に動くべきだとラントも同意します。

しかし、リネアールの文書によると影なる戦士は正規の組織と決まったわけではないようです。

葬送のフリーレンのネタバレ138話考察|影なる戦士は16年前に解体

実は影なる戦士は16年前に先代の皇帝陛下の勅命によって解体されているとゼンゼは言います。その理由は指揮系統が不明だからだそうです。

影なる戦士は通常の軍隊とは真逆で、現場の指揮官に大きな権限が与えれた組織だったようです。

フェルンはなぜそんな仕組みなのか不思議に思っていましたが、フリーレンが各々の戦力が強いためにそのような仕組みになったと推測しました。

戦力が強いということは、上の命令無しに動けるということは現地の判断でリアルタイムに連携できるということです。実際に対峙したフェルンもそのすごみを感じていたようです。

葬送のフリーレンのネタバレ138話考察|暗殺計画の黒幕は解体されたはずの影なる戦士?

当時の皇帝陛下が解体を決意した理由は、邪魔だと考えた人物が勝手に死ぬようになったからだそうで、指導者である皇帝ですら実態を掴めない特務機関は帝国にとって脅威にしかなりえないと16年前に解体されたようです。

しかし、解体されたはずの影なる戦士は実際には残っていて、今はゼーリエ暗殺に動いています。

ラントは亡霊がいると言い、皇帝陛下でさえ動きを把握できていなかった特務機関だから、綺麗に解体できたとは思えないと言います。

さらにユーベルは、指揮官は皆一様に帝国に忠誠を誓っているので、「影なる戦士が解体されたら、帝国を導く存在がいなくなってしまう。」そう考えてもおかしくない、と言います。

私だったら正義感に燃えちゃうかなー、間違った方向に進む帝国を救わなきゃって、とユーベルは言い、フェルンがそれではまるで、と言った所で、場面は魔導特務隊がいる部屋へと移ります。カノーネは、…逆賊か、とつぶやきます。

葬送のフリーレンのネタバレ138話考察|魔導特務隊も影なる戦士の関与を確認

魔導特務隊の隊員から、戦闘の痕跡から影なる戦士の関与が判明したと報告を受けてカノーネは先ほどのつぶやきを発したようです。

次から次へと、厄介事が増えるとカノーネは不機嫌な様子で、警備を強化するように隊員に指示を出します。

魔導特務隊の任務は建国祭期間中の帝都の治安維持で、大陸魔法協会だろうが、影なる戦士だろうが、治安を乱すようであれば対処せねばならない、とカノーネが言うと、隊員は警備の強化に関して上と掛け合ってもらうので、馬車を手配しますとカノーネに言います。

しかし、交渉は副隊長のカノーネではなく隊長のフラーゼの仕事では?とカノーネは言いますが、フラーゼはどこにいるか分からないようで、結局カノーネが交渉することになり、不機嫌になったカノーネはノイに八つ当たりをします。

葬送のフリーレンのネタバレ138話考察|影なる戦士の人物リストの確認

ゼンゼとフリーレン達の会話にファルシュも加わり、リネアールから入手した影なる戦士の人相書きを確認しています。

人物リストにはシュリットやクレマティスの顔や特徴などが細かく描かれており、ファルシュはリネアールが相当危ない橋を渡っていると推測します。

ゼンゼも、次会ったときは死体かもな、と言います。ファルシュは冗談でもそういうことは言わないほうがいいとゼンゼに注意します。

葬送のフリーレンのネタバレ138話考察|リネアールは相当優秀な魔法使いであることが判明

リネアールは恐ろしい程に優秀な魔法使いのようで、模擬戦の場においてゼーリエに地に膝を付けさせたこともあるようです。

これはレルネンも成し遂げられなかった快挙で、だからこそ帝国の動向を探るとうい危険な任務にリネアールは駆り出されたのかもな、とゼンゼはつぶやきます。

対人戦という一点において、リネアール程優秀な人間の魔法使いを私は知らない、とゼンゼはリネアールを評価します。

葬送のフリーレンのネタバレ138話考察|人物リストに戦士ゴリラに似た男?

さらに人物リストを見ると、露天商のガゼレ、浮浪者のヴァルロスが描かれていました。そして、ザインが人相書きを見ると一人の男が描かれていました。

戦士ゴリラに似ているように見えます。それを見ていたザインにどうしたのかシュタルクが質問しますが、…いいや、なんでもない、とシュタルクに答えます。

葬送のフリーレン139話の展開予想|南側諸国の大逆の魔女ミーヌスの話

今後については大逆の魔女ミーヌスについても深掘りされていくかもしれません。

影なる戦士レーヴェがミーヌスの聖杖の証を持っていたため、ミーヌスを討ったのはレーヴェだとされています。

魔法使いは戦士には敵わないと以前フリーレンが言っていたことから、レーヴェは近接戦の達人だと思われます。

また、影なる戦士たちが女神様の魔法を使用した戦法を駆使することがすでに判明しています。

このことから、帝国側には世に知られていない女神様の魔法を待ち合わせている可能性があります。

今後どのような手段でゼーリエを倒そうとしているのかも描かれると思います。

また、ミーヌスとフェルンの関係も気になります。

ミーヌスが南側諸国で20年前にやられ、フェルンは今年20歳、南側諸国出身、幼い頃に戦争孤児となりました。

ここらへんも繋がってくるかもしれません。

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葬送のフリーレン139話の展開予想|魔導特務隊フラーゼの強さ

魔導特務隊については副隊長のカノーネやノイ、ヴェーク等メンバーは明らかになってきてはいますが、隊長のフラーゼに関しては詳細は謎に包まれています。

以前マハトがフラーゼを危険視していたくらいなので、よほどの実力者であることは間違いないでしょう。

また、ラントのおばあちゃんを殺したのがフラーゼなのでは?という説もあります。

今回のゼーリエ暗殺計画編では魔導特務隊は切っても切れない関係なので、フラーゼがどのような役回りで登場するのか楽しみです。

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