『忘却バッテリー』は中学時代に“怪物バッテリー”として名を馳せた天才投手・清峰葉流火と捕手・要圭が、要が記憶喪失になったことをきっかけに野球部のない都立高校に入部し、かつて自分たちが挫折させた球児たちと再び野球に打ち込む日々を描いた高校野球漫画です。
『忘却バッテリー』171話では、要圭が捕手としての限界に挑み、氷河高校の4番・巻田との勝負に臨みました。
清峰のスプリットに対する巻田の対応、要の捕球に対する葛藤、そして千早の新たな決意が描かれました。
本記事では、大人気漫画『忘却バッテリー』の172話について感想やレビュー、考察を行っていきます。
Contents
【忘却バッテリー】171話までのあらすじ
前回の171話では、千早が自らのスタイルを変え、右打席での挑戦を決意しました。
- 監督の問いかけに対し、「挑戦する」ことを選択。
- 氷河高校のエース・桐島秋斗との対決。
- 千早の放った打球はセンターオーバーの二塁打。
- 小手指高校が試合の流れを引き寄せつつある。
氷河高校の選手たちは、小手指高校の勢いに動揺を見せ始めています。試合の流れは変わりつつありますが、氷河高校がこのまま押されるとは思えません。172話では、さらなる展開が待っているでしょう。
【忘却バッテリー】172話のあらすじ
氷河高校のエース・桐島の貫禄
4回裏。千早のツーベースに続きたい小手指高校。
しかし、そんなピンチを物ともしない氷河高校のエース桐島は余裕の笑みを見せると、後続の選手を流れにのせることなく無得点でこの回を切り抜けます。
試合は投手戦に突入
続く5回の清峰の圧巻な投球によって三者三振に終わり、氷河高校の攻撃はあっさり終わってしまいます。
スコアボードには両チームゼロがならび試合は投手戦にもつれこむことに。
大阪陽盟館高校の桐島凪
一転して場面は変わり、大阪陽盟館高校の様子が描かれます。
大阪陽盟館高校は氷河高校の桐島秋斗の弟である桐島凪が通う学校です。
桐島凪のチームメイトが東京大会の決勝戦を見ないかと言ってきます。
凪は兄である秋斗のことが嫌いで「キショ」「見るわけないやろ」と言い昼寝をしに行きます。
小手指のチャンスと失敗
5回の裏の小手指高校の攻撃でも桐島兄の投球に翻弄され、あっという間に2アウトに追い込まれてしまいます。
しかし、氷河高校のわずかなミスで出塁すると、清峰、千早の連打で満塁のチャンスを作り出す。
千早のクリーンヒットはホームに生還できるかとも思えた打球だったが、強肩ライトの巻田のレーザービームに阻まれた。
2アウト満塁のチャンスでしたがバッター山田が空振り三振。
チャンスを活かすことができずに5回の裏を終えることとなります。
兄を嫌う凪の本音
この時、大阪陽盟館高校の桐島凪はをシャドウピッチングをしながらこの5回裏の様子をタブレット越しに見ていました。
どうやら昼寝をすると言っていたのは嘘だったようです。
凪は「ショボ」と言い、兄がバカスカ打たれているのを見て呆れていました。
それと同時に、自身が勝ち上がった大阪大会と比べてレベルが低く、中学生が戦っているみたいだと疑問を呈していました。
桐島弟の凪が兄を嫌う理由には兄が趣味の野球に逃げたからだということが関係しているらしいです。
【忘却バッテリー】172話展開まとめ
- 試合は投手戦に突入
- 氷河高校の桐島秋斗の弟である凪の登場
東京大会決勝は、氷河高校・桐島と小手指高校・清峰の好投により投手戦となります。
4回裏、小手指高校は千早のツーベースでチャンスを作るも無得点。
5回裏では、ミスから満塁の好機を得るが、巻田の好守と三振で得点を逃す。
一方、大阪陽盟館高校では、桐島秋斗の弟・凪が兄の試合を「レベルが低い」と評し、嫌悪感を示します。
試合が拮抗する中、兄・秋斗と弟・凪の対照的な関係が際立つ展開となりました。
【忘却バッテリー】過去の記事はこちら
過去の話のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
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