『ガチアクタ』は、裏那圭と晏童秀吉によるバトルファンタジー漫画で、2022年12月より『週刊少年マガジン』で連載されています。
『ガチアクタ』の中でも異彩を放つキャラクター、エンジン。
彼は主人公ルドの人生に最も早く関わった“縁の人”であり、掃除屋「アクタ」におけるNo.2の実力者として物語の中核を担う存在です。
今回は、そんなエンジンの来歴、性格、能力、そして隠された過去に迫ります。
Contents
【ガチアクタ】エンジンのプロフィール

所属 | 掃除屋「アクタ」 |
---|---|
年齢 | 28歳 |
身長 | 190cm |
誕生日 | 8月22日 |
好きな物 | タバコ、何かと必死に泥臭く戦ってる人 |
嫌いな物 | 雨、めんどくさい幼稚な女 |
人器 | 傘(アンブレーカー) |
来歴
エンジンは、ルドが奈落に堕とされた直後に出会った掃除屋の一員です。
荒々しい見た目とは裏腹に、彼はルドを見捨てず、彼の中に眠るギバーとしての可能性を瞬時に見抜き、掃除屋「アクタ」へとスカウトします。
掃除屋としての肩書きは副リーダー的な立場で、年齢は28歳。身長は190cmと大柄で、黄髪の逆立った髪型が印象的です。
ルドにとっては“人生の再出発”となる出会いの相手であり、彼を導く“師匠”的な存在として今後の物語でも重要な役割を果たしていきます。
外見
エンジンの外見は一目で“強者”とわかる風格を漂わせています。
鋭い目つきと傷だらけの風貌、黄色のワイルドな髪型──その全てが、戦いの中で生きてきた彼の人生を物語っています。
服装は機動性を重視した掃除屋仕様で、常に傘型の人器「アンブレーカー」を携帯しています。
見た目の怖さとは裏腹に、彼の目には仲間への深い信頼と情が宿っており、そのギャップが彼の最大の魅力のひとつです。
性格
口調は乱暴で口が悪く、タバコをふかしながら辛辣な物言いをすることもありますが、仲間思いで情に厚い性格です。
嫌いなものは「雨」と「めんどくさい幼稚な女」と、やや偏った嗜好を持つものの、必死に戦う人間には心から敬意を抱く人物でもあります。
特に印象的なのは、「エンジン」という名が偽名であるという点。
本人曰く、それは「古い言葉で“縁の人”って意味」──つまり、彼は“つながり”や“導き”という役目を自ら背負い、それを誇りとしているのです。
対人関係
エンジンは、主人公ルドにとって最初の“導き手”です。
ただの戦闘要員としてではなく、人としての成長も促していく存在であり、ルドの怒りや迷いをコントロールさせる場面もたびたび見られます。
また、掃除屋のボス・アルハからも強い信頼を得ており、部下や仲間たちからも「兄貴分」として慕われています。
ゾディル・テュフォンとの因縁も今後描かれる可能性が高く、彼の人間関係は物語の進展とともに大きな意味を持つようになるでしょう。
【ガチアクタ】エンジンの過去
エンジンの過去は、作中ではいまだ多くが明かされていません。
本名も不明であり、現在知られているのは「エンジン」という名前が恩人から授かった偽名であるということだけです。
この名前に込められた「縁の人」という意味は、彼が単なる戦士ではなく、“仲間をつなぐ役目”を果たす人物であることを示しています。
ルドやフォロ、ザンカといった登場人物たちの背中を押し、未来へと導く“縁の起点”──それがエンジンという男なのです。
3.【ガチアクタ】エンジンの能力・強さは?

能力:傘型人器「アンブレーカー」
エンジンが操る人器「アンブレーカー」は、傘を模した武器です。
開けば無数の刃が飛び出し、暴風のような斬撃を繰り出す範囲攻撃が可能。
閉じれば傘の骨組みがドリルのように回転し、突貫型の破壊兵器となります。
その名前「アンブレーカー」は“壊れない傘”を意味し、仲間を守る信念と攻撃性の両立を象徴しています。
強さ:掃除屋No.2の実力者
作中の強さランキングでは第3位に位置し、エンジンは間違いなくトップクラスの実力を誇るギバーです。
斑獣(はんじゅう)を軽々といなす描写がある一方、まだ“本気の戦い”は描かれておらず、その実力の底は測り知れません。
彼の前に立ちはだかる荒らし屋のボス・ゾディルとの戦闘も控えており、彼の真価が発揮されるのはこれからといえるでしょう。
【ガチアクタ】エンジンの作中での動向
物語初期、ルドが天界から奈落に堕ちた際、最初に出会ったのがエンジンでした。
彼はルドの能力を即座に見抜き、掃除屋「アクタ」へのスカウトを行います。
『ガチアクタ』の世界は、三層に分かれた独特な構造を持っており、「天界」「奈落」「地上」と呼ばれる三層構造の世界になっています。
もっとも上に位置するのが”天界”。
そこは雲海の上に広がる近未来的な都市であり、豊かな生活を送る天界人たちが住んでいます。
一方で、天界に歯向かう危険人物が集まる組織も存在し、「荒らし屋」と呼ばれています。「荒し屋」ボスはゾディル・テュフォンとされています。
しかしその裏では、いらない物や罪人を容赦なく切り捨て、”奈落”と呼ばれる大穴へ投げ捨てるという冷酷なシステムが支配しています。
奈落は、天界から捨てられたゴミや犯罪者が堆積する巨大な縦穴。
地上には、人が住める安全区域と、有害な廃棄物と化け物“班獣(はんじゅう)”がうごめく汚染区域、そして禁断の領域である”禁域”が存在しています。
班獣(はんじゅう)たちを討伐する組織が掃除屋(アクタ)と呼ばれています。
掃除屋(アクタ)は人器を使い、ゴミから生まれる斑獣たちを討伐する組織です。チーム制で構成されており、エンジンが集めたメンバーで構成されています。
その後、エンジンはザンカとともにルドの教育に関わり、戦闘訓練だけでなく人間的成長も支援しました。
第70話では、斑獣に乗って天界と下界の境界を超えようとする際のセリフ「ルドはこれで天界に戻れるかもしれねぇのか…」が死亡フラグとして読者に衝撃を与えましたが、2025年6月現在(139話時点)では生存しています。
【ガチアクタ】エンジンの強さまとめ!
エンジンは、ただの戦闘要員ではありません。
彼は“縁をつなぐ者”として、仲間を導き、未来を創り出すキーパーソンです。
- 人器「アンブレーカー」は攻守一体の超万能武器
- 「縁の人」という名前に込められた信念と過去
- 掃除屋No.2としての確かな実力と信頼
- 死亡説を超えて、物語の中心人物であり続ける存在
今後の『ガチアクタ』において、彼の過去、真名、そして本当の目的が明かされる日が来るのか。
エンジンという男が物語にもたらす“つながり”から目が離せません。
【ガチアクタ】登場キャラクター
![]() CV市川蒼 |
![]() CV小西克幸 |
![]() CV松岡禎丞 |
![]() CV花守ゆみり |
![]() CV新祐樹 |
![]() CV森川智之 |
©裏那圭・晏童秀吉/講談社