「ダンダダン」は、「ジャンプ+」で連載中の人気漫画です。
「ダンダダン」は、霊媒師の家系に生まれた女子高生・モモと、オカルトマニアのオカルンが織りなすオカルティックバトル&青春物語です。
作中に登場する「邪視」という怪異について解説していきたいと思います。
ジジ編に登場する怪異ですが、一体どんな怪異なのでしょうか?
- 邪視のプロフィール(外見・特徴など)
- 邪視の元ネタ
- 邪視の能力
- 邪視とジジの関係
ダンダダン「邪視」のプロフィールについて知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
この記事は重大なネタバレを含んでいます。苦手な方はブラウザバックを推奨します。
Contents
【ダンダダン】邪視の特徴
邪視は原作第38話から登場した作中における妖怪の一人です。
全身が白くガリガリで、目が縦についておりブリーフ一丁の格好をしています。
ジジの家の地下で人中となった子供が妖怪化したものです。
自身の目「邪眼」で見た者を狂わせ自殺させる能力を持っており、かつ山の怪である為か相当強力な力を持っている。
神として崇められる程の怪異のこと
【ダンダダン】邪視の元ネタ
民間伝承・迷信
元ネタは世界の広範囲で分布する民間伝承・迷信だといわれています。
悪意を持って相手を睨みつける事により、対象者に呪いを掛ける魔力があるとされています。
「イーヴィルアイ」「邪眼」「魔眼」など様々な呼ばれ方があります。
様々な民族の間でこの災いに対する信仰は形成されています。また、邪視、邪眼はしばしば魔女とされる女性が持つ特徴とされ、その視線は様々な呪いを犠牲者にもたらします。
邪視によって人が病気になり衰弱していき、ついには死に至ることさえあるといいます。
ちなみに邪視という言葉は博物学者南方熊楠による訳語であり、彼が邪視という概念を日本に紹介しました。
くねくね伝説
また、作中で登場する邪視の姿から「くねくね伝説」とも関係があるといわれています。
くねくね伝説は、インターネット上で流布している怪談です。白色または黒色のくねくね動く存在であり、その正体を知ると精神に異常をきたす、とされています。
「くねくね」とは田舎の方に現れる白色、もしくは黒色でくねくねしている見た目の存在だといわれています。
【ダンダダン】邪視の能力
邪眼
邪視はジジの家に取り付いていた怪異です。邪視の邪眼は人をくるわせ、自殺させる能力があります。
ジジの家に発生したモンゴリアンデスワームの念波と同等の能力があり、邪視の邪眼によって念波を相殺していました。
怨念
ジジの家でかつて殺されてしまった人間の怨念を自由に操ることができます。
怨念で家のようなバリアを張ったり、圧縮してボールのようにしたりすることができます。
【ダンダダン】邪視の過去
邪視には悲惨な出来事にあった過去があります。
ジジが移り住んだ村には、特有の信仰として「大蛇信仰」が存在しました。この信仰では、土地に眠る大蛇が空腹になると火山が噴火すると信じられており、古くから村人たちは大蛇の飢えを鎮めるため、村の子供の中から一人を供物として捧げてきました。
そのおかげで、村は200年間も火山の噴火に見舞われることなく、温泉の恵みを享受してきたと伝えられています。
また、この生贄の儀式を取り仕切っているのが鬼頭家という一族です。邪視はもともと普通の少年でしたが、鬼頭家によって無理やり生贄として選ばれてしまったのが邪視でした。
怨念だけが残り、ずっと鬼頭家に復讐する機会をうかがっていました。
【ダンダダン】ジジとの関係
ジジは中学生の時に引っ越し、邪視の死体が眠る人柱が行われていた地下がある家に住むようになりました。
ジジは星子やターボババアからも認められるほど天才的な霊力やフィジカルを持っていたため、邪視はジジを器として狙っていました。
原作第40話では、ジジが邪視の悲惨な過去に同情したことによって、邪視はジジを器として中に入りこみました。
水をかけるともとに戻る
ジジの霊力トレーニングや人間をそのまま格納できる人体模型の太郎の協力もあり、基本的には邪視が勝手に出てこないよう制御できるようになりました。
ただ水がかかると邪視の自我が、お湯をかけるとジジの自我に戻るといった欠点だけは残りました。
ちょびっと醤油がかかっただけでも邪視の自我が出てしまいます。
【ダンダダン】邪視とオカルンとの約束
邪視の魂を成仏させるため、初めは囃子の力を借りようとしましたが、ジジが邪視の悲惨な過去を知り、その悲しみを思って成仏には反対しました。その結果、周囲もその意見を受け入れることになりました。
ただし、ジジが少しでも水に触れると邪視が暴れ出し、危険な状況が続いていました。そんな中、オカルンが邪視と 「自分との戦い以外では人を殺さない。毎週火曜日の放課後に勝負をする」 という約束を取り付けることに成功し、邪視の暴走を防ぐことができました。
その結果、依然として水をかけると邪視に、お湯をかけるとジジになるという設定は続いているものの、無差別な人殺しはなくなりました。