『葬送のフリーレン』の物語において、帝国の魔導特務隊は謎に包まれた存在です。
彼らの目的や正体は何なのか?その背後に隠された真実に迫るため、今回は魔導特務隊の詳細に焦点を当て、その役割や背景について徹底解説します。
彼らがどのように物語に影響を与えるのか、解説をしていきたいと思います。
Contents
【葬送のフリーレン】魔導特務隊とは?
魔導特務隊とは、魔法使いを狩ることに特化しており、普段は帝国の内覧の鎮圧に駆り出されるような部隊です。
帝国は、大陸最大の魔法文明で高度な魔法文明を持ち、軍事転用にも積極的です。
そのため隠蔽体質で、取りしまる組織が強靭でなければなりません。
魔法使いとしての組織力も大陸魔法使いの比ではありません。
与えられた管轄で与えられた任務を遂行しなければならず、上官の命令には絶対に従わなければならない軍隊のような組織です。
大陸魔法協会での魔法使いは自由行動が可能で、その場で居合わせたパーティーで戦うことがあるかもしれませんが、魔導特務隊はそのような例外はないと思われます。
また、ラントが「あの制服は魔導特務隊」
といっていたことから、他の制服を着た軍隊もあると考えておかしくないでしょう。
帝国を拠点として活動
帝国は、かつて大陸の大部分を支配していた統一帝国の流れを汲む国家です。現在は北側諸国の一国として存在していますが、依然として強力な軍事力と魔法技術を誇っています。
帝国は魔法の軍事転用に積極的で、特に大魔法使いフランメの功績が大きいです。
影なる戦士は、帝国に忠誠を誓った謎の戦士たちで、対魔法使い専門の特務機関の一つです。
影なる戦士は魔力感知にかからない隠密技術と卓越した白兵戦能力を持ち、暗殺者としても活動しています。
影なる戦士の存在は公式には認められておらず、一般には都市伝説のように語られています。
影なる戦士たちは、帝国の敵を狩るために育成された狂信的な暗殺者であり、任務のために本来の名を捨て、与えられた身分と呼び名で活動しています。
彼らは帝国の命令に従い、何十年も任務を遂行し続けることがあります。
黄金郷のマハトでさえその力を警戒
魔導特務隊は一級魔法使いでありながら、軍隊でもあります。上官の命令には絶対服従であるため、どんな手を使ってでも任務を遂行しようとしてきます。
マハトはソリテールと組んでも魔導特務隊を相手にするのは骨が折れるといっていました。(ただし、倒せないとは言っていない)
魔導特務隊のやっかいなところは、個々の強さだけではないと思います。骨が折れるだけで、無理とは言わないところが規格外な気がします。
魔導特務隊は最後は組織が勝てばよいと思っているため、軍隊でかかってくるのでやっかいだと思っているのでしょう。
【葬送のフリーレン】魔導特務隊のメンバー
現在作中で登場している魔導特務隊のメンバーは以下の通りです。
ラントがカノーネとノイにあったときにすでに勝ち目がないと判断しています。
一人一人が1級魔法使い以上の手練れというので恐ろしいですね・・・
フラーゼ(隊長)
実力のほどはいまだ未知数ですが、魔法特務隊の隊長であることから、当然かなりの実力者であることは間違いないと思われます。
かつてはヴァイゼに使者として赴いており、グリュッグと面識があるようです。
半世紀以上前にヴァイゼへ赴いた際には、マハトに
「ヴァイゼを滅ぼせるだけの力を持っている」
「使者として送っていいような戦力ではない」
と言われていました。あのマハトがこれだけ言うことから相当な実力者であることが分かります。
また、ラントの祖母と対峙していた人物で、この時の魔導特務隊のフラーゼ姿が明らかに歳をとった姿となっていました。
ラントの話では、ラントの祖母は「老衰」のような形でなくなったといっていましたが、もしかしたらラントの祖母を殺した人物かもしれません。
カノーネ(副隊長)
副隊長のカノーネは主にフラーゼの命令で動いているようですが、
また、「リネアール」が「カノーネ」という可能性が出てきました。
ノイから「例の魔法使い二人をとらえた」と聞かされたところで、すぐにカノーネは本部へ戻ろうとしていました。
この二人は言うまでもなく、「ユーベル」と「ラント」のことですが、これを聞いてすぐに動き出すというのは、129話でファルシュがこのように言っていた箇所につながってくるかと思います。
「それに流石にリネアールが対処すると思いますよ。」
つまり、「リネアールがユーベルとラントを助けるだろう」ということだと思うのですが、「二人が捕まった」という報告を受けて即座に動き出しているところからすると、「リネアール」=「カノーネ」ではないでしょうか?
ノイ
ノイは、アンプルのようなアイテムを使用してユーベルの視力と魔力探知を奪うなど、独自の戦術を持っています。
魔導特務隊が使う魔法は異質な魔法と作中では描かれていました。
ノイが魔力で建物を操って質量攻撃を繰り出していましたが、その際に物質操作と魔力の流れにズレが生じていたようです。
そのせいか、操作速度もかなり速いようで、魔力探知に長けたラントですら反応ができていませんでした。
なので、「通常の魔法とは異なる」とユーベルは感じていたようです。
また、ノイが魔法を使用する際に謎の光が描かれていました。
これもおそらく、魔導特務隊の魔法の秘密に関係しているのでしょう。
ノイはユーベルの「ソルガニール」で体が動けず魔法も使えないはずなのに、魔法を使用することができました。そして、これらの能力が使用される前にはキラキラとした光が出ていることが分かっています。
推測ですが、魔導特務隊は魔法使い個人に依存しない魔法システムを構築しているのでは?と考えています。
ヴェーク
初登場は128話。ユーベルが塔を切り裂いたときにノイがヴェークに石が切れるイメージができるか尋ねた。
言葉の上下関係から察するにノイと同等かそれよりも下の地位だと思われる。
魔導特務隊についてのまとめ
以上、魔導特務隊がどのような部隊なのか、メンバーの特徴などを今まで出てきた話の中から考察をしてみました。
魔導特務隊の使用する魔法についてまだ謎である部分が多く、今後の話の中でどのようにユーベルとラントたちが対応していくのかも楽しみですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。