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【葬送のフリーレン】ゼーリエ暗殺計画まとめ!大陸魔法協会と帝国の関係、魔導特務隊とは?

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大陸魔法協会の頂点に君臨するゼーリエ。彼女の存在は、魔法界において絶大な影響力を持っています。

しかし、その力を疎ましく思う帝国は、ゼーリエの暗殺を企てます。フリーレンたちが護衛任務に就く中、影なる戦士という帝国の極秘暗殺部隊が密かに動き出します。

この記事ではゼーリエ暗殺計画編の背景とその展開について詳しく解説していきます。

【葬送のフリーレン】ゼーリエ暗殺計画とは?

舞台は帝都アイスベルグの建国祭

帝都アイスベルグで建国祭の最終日に帝国領と北側諸国の要人たちが集まる、大規模な舞踏会が宮殿で行われることとなり、そこに大陸魔法使いの代表としてゼーリエが招かれることとなります。

その舞踏会でゼーリエが暗殺される可能性があると、帝国で諜報活動をしているリネアールから報告をうけ、ラント、ユーベル、ゼンゼ、ファルシュ、フェルン達の1級魔法使いはゼーリエの護衛を行うこととなりました。

大陸魔法協会と対立する帝国

帝国と大陸魔法協会は長年にわたり不仲な関係にあります。

帝国は大陸最大の魔法文明で高度な魔法技術を持ち軍事転用にも積極的。
大陸魔法協会側にも優秀な魔法使いがいるが、意思決定は大魔法使いゼーリエに委ねられいる。

この構造が対立を生んでいる要因でしょう。

帝国とは

大陸の大部分を支配していた統一帝国の流れを汲む国家です。現在は北側諸国の一国として存在していますが、依然として強力な軍事力と魔法技術を誇っています。

帝国は魔法の軍事転用に積極的で、特に大魔法使いフランメの功績が大きいです。

帝国にはいくつか反乱を防ぐための対魔法使い専門の特務機関がいくつか存在していますが、公式に存在が認められているのは魔導特務隊のみです。


大陸魔法協会とは


大陸で活動する魔法使いの認可と管理を担う魔法管理団体です。

『生きた魔導書』と称される神話の時代の大魔法使い・ゼーリエが弟子達と共に設立しました。

本部は、聖都シュトラールにありますが、大陸各地に支部が設置されており、フリーレン一行が訪れた北側諸国最大の魔法都市オイサーストには北部支部がありました。

ゼーリエ暗殺計画のストーリー構成

ゼーリエ暗殺計画編では、ラント、ユーベル、ゼンゼ、ファルシュ、フェルンの5人の1級魔法使いがゼーリエの護衛を行う大規模任務です。

帝都に来たフリーレンたちはゼンゼたちに城門の前で待ち伏せされ、今回の任務についての概要を説明されます。

ラントとユーベルは情報収集役として別行動しており、序盤は2つのストーリーが並行して動くことになります。

また別軸でデンケンとグリュッグの政争についても描かれ、そちらについては魔導特務隊のフラーゼが関係してくると思われ、この事件の因果関係や黒幕と関係がありそうです。

ラント&ユーベル編

ユーベル&ラント編の流れ

  • 帝国が主催するパーティーに紛れ込む
  • リネアールが倉庫に隠した暗殺計画に関する文書を回収
  • 魔導特務隊に見つかる
  • 魔導特務隊のノイと交戦するが身柄を拘束される
  • 牢屋からの脱出に成功
  • 無事帰還し、ゼンゼに回収した文書を渡す 今ここ

ユーベルとラントの役割

ユーベルたちの役割

帝国の重臣が主催するパーティに紛れ込み、リネアールが倉庫に隠した暗殺計画に関する文書を回収すること。

リネアールは15年以上も帝国で諜報活動を続けており、帝国内の内情を知ることができる身分であり、自由に動ける立場ではありませんでした。

そのため、帝国内部で起きた情報を共有するためにわざわざ人を派遣して文書を回収させるといった回りくどい方法を利用しなければならなかったのでした。

ゼーリエが情報収集役にユーベルとラントを選んだ理由は、2つの理由があるからだと思います。

ラントは気配を消すのがうまい
ユーベルは人気を察知するのがうまい

この二人の特徴はユーベルがラントに任務を伝えた時にこのような描写が出てきています。

そのため、ゼーリエが情報収集役にふたりを選んだ理由は、彼らがこのような特徴をもっており、お互いに協力しあえると思ったからだと思います。

倉庫に保管されている機密文書を回収していると、魔導特務隊のノイに現場を発見されてしまいます。

ラントはユーベルに対し壁ドンを行い、貴族が倉庫で痴情を行っているようにみせることでその場をしのぎます。

しかし、カノーネにラントの行為が偽装工作であると見破られ倉庫に突入されるも、すでに二人は旧帝国広場の近くの禁止区域へ逃げており、ノイにユーベルたちの追跡を行うよう命じます。

©山田鐘人/アベツカサ

カノーネの「詰めが甘いな・・・」と意味深な言葉から、実はカノーネはリネアールではないかという推測もできます。

ラントとユーベルが逃げる道中、魔導特務隊がどのような組織であるか、なぜ1級魔法使いが彼らを恐れる理由について述べられます。

魔導特務隊は対魔法使いに特化した魔法使いである。
反乱を抑制するために帝国が正式に認めている部隊である。

この会話の最中にラントのおばあちゃんと魔導特務隊の隊長であるフラーゼが対峙しているが描写が描かれており、ラントのおばあちゃんを殺したのはフラーゼではないかとも言われています。

©山田鐘人/アベツカサ

魔導特務隊との戦闘

一方、ノイは逃走するラントとユーベルに対し謎の魔力信号を送り続けます。ノイいわく、この魔力信号は「投降しろ」という意味合いだったようで、ユーベルはその意味が分からず、無視し続けた結果、いきなり攻撃されることになります。

ノイが「君は帝国の人間ではないのか。いい情報だ」といったことから、帝国側でのみ通じる暗号をノイはユーベルに送ったのではないかと考えられます。

また、魔力探知に優れたラントが全くノイの攻撃に反応できていなかったことから、ノイは「魔力を使った攻撃」とは異なる方法で攻撃を仕掛けていることになります。

その証拠に、ユーベルのソルガニールでノイを拘束し魔力を使えなくした際も反撃を行い、さらにはユーベルの視界を奪い、ユーベルの魔力操作を封じています。

魔導特務隊が魔法使い制圧の為に使用できる特別な魔法が存在する。

ノイが戦闘中にこの特別な魔法を使用するときには、キラキラと輝く描写が描かれています。

©山田鐘人/アベツカサ

ユーベルは目が見えないにもかかわらずノイの魔法をかわし、ノイのネクタイをつかむところまで迫りました。

しかし、戦況を俯瞰してみていたラントに投降しないとユーベルを殺すとおどします。

ユーベルとノイを戦闘を建物の影で見ていたラントはユーベルに勝ち目がないことを察し、諦めて投降します。

ラントたちを拘束する際、ノイは小瓶に入った光の粒のようなものを取り出します。
この小瓶がおそらく対魔法使い専用に使われる道具なのでしょう。

©山田鐘人/アベツカサ

牢屋からの脱出

身柄を拘束されたユーベルとラントは魔力操作を封じるロープのようなもので腕を縛られ、塔の頂上に閉じ込められてしまいます。

二人は手をロープで縛られた状態で、相手の魔法について考察を始めます。ユーベルはノイの魔法が感覚の一部を制御するものだと推測します。

ラントは自分が魔法を使えないのはロープのせいだと考え、ユーベルにロープを切るよう頼みます。ユーベルは魔法を使ってラントのロープを切り、二人は脱出を試みますが、魔導特務隊のカノーネとノイが現れます。

©山田鐘人/アベツカサ

ラントは一時的にユーベルを裏切るふりをしますが、実は複製体であり、本物のラントはカノーネの背後を取ります。

ユーベルは塔を魔法で切り裂き、このままでは民間人に被害が及ぶとカノーネに人命を優先するよう提案し、二人は一時的に見逃されます。

ゼンゼたちと合流

魔導特務隊との戦闘をおえ、無事にリネアールが隠した機密文書を回収しゼンゼたちと合流しました。

 

フリーレン&ザイン編

フリーレン&ザイン編の流れ

    1. 露店商ガゼレと接触。追跡の魔法を施した銀貨を渡す
    2. シスター・ロレに追跡魔法を逆探知される
    3. 影なる戦士(ガゼレ・ヴォルフ・ロレ)がフリーレン一行を奇襲
    4. ヴォルフの毒矢でシュタルクが負傷。フリーレンは逃走しながらザインに助けを求める
    5. ザインがシュタルクの毒を治療
    6. 再び影なる戦士(ガゼレ・ヴォルフ・ロレ)と交戦
    7. フェルンがロレを倒し、影なる戦士は撤退。
    8. フリーレン一行はゼンゼたちと合流今ここ!

 

フリーレンが影なる戦士と接触

フリーレンは帝都の露店で壺を売っているガゼレに接触します。フリーレンはガゼレが影なる戦士だとすでに気が付いていたようで、先手を打とうとしていました。

主にフリーレンの目的は二つありました。

ガゼレが現役の戦士か確認するため
追跡魔法を施し、敵の居場所を突き止めるため

フリーレンは買い物の値引き交渉の際にガゼレの手を確認し、現役の戦士かどうかを確認します。そして、壺の代金の支払い時に銀貨に追跡魔法を施します。

影なる戦士の奇襲

ガゼレは銀貨に追跡魔法が施されていることを知らずにヴォルフの酒屋にやってきて、今までのツケを払いに来ます。

ヴォルフは受け取れないといいますが、そこに居合わせたシスター・ロレが銀貨に違和感を感じ、すぐに見せるように促します。

ロレが銀貨を両手で抱えて魔力を感じ取ると、わずかな魔力が込められていることが判明します。ロレはその魔法がすぐに追跡魔法だと確信し、逆探知を行います。

©山田鐘人/アベツカサ

 

フリーレンも逆探知されたことにすぐに気が付きますが、影なる戦士たちの行動が早く、ヴォルフに狙撃をされてしまいます。

魔力探知外だったこともあり、フリーレンとフェルンは全く反応ができていませんでした。シュタルクは尖塔から光ったものを感じ取り、フリーレンを体でかばいました。

敵の居場所や正体が分からない以上、反撃できないと判断したフリーレンは逃げる選択をとります。

しかし、シュタルクの受けた弓矢には毒が塗られており、シュタルクは動けなくなってしまいます。

ザインとの邂逅

フリーレンはザインの魔力を感じ、ザインに自分たちの居場所を知らせるかのように魔力を出し続け、廃屋に逃げ込みます。

ザインはフリーレンの魔力をたどり、フリーレンたちと合流します。ザインの応急処置によってシュタルクは一命を取り留めます。

影なる戦士の撃退

フリーレンはザインに今置かれている現状を説明します。
そして、ザインの指摘から次のことが確信にかわります。

女神様の魔法が戦術の根幹に組み込まれている

つまり、女神様の魔法を操る司令塔をたたけば相手のパーティーは動けなくなるということ。

ザインは敵の逆探知の脆弱性をついて、僧侶の居場所を割り出します。

フェルンは花火のタイミングに合わせて一気に上空に舞い上がり、ヴォルフの狙撃を回避し建国祭の花火に紛れてロレを打ち抜きます。

©山田鐘人/アベツカサ

ロレは魔道具のおかげで死亡こそしなかったものの、影なる戦士は指揮官が戦闘不能になり、退却しました。

 

 

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