『幼稚園WARS』はジャンプ+で2023年9月15日から連載開始された、千葉侑生(ちばゆう)先生による漫画。
もともとはジャンプルーキーで開催された2022年4月期の連載争奪ランキングで1位を獲得し、インディーズ連載としてスタートし、21話より通常連載へと移行した作品です。
本作は「『殺し屋×幼稚園』のラブコメ」であり、「イケメン好きの最強先生と次々に攻めてくるイケメン殺し屋のイカれた攻防戦」が見所となっています。
2025年1月から長期間休載となっていましたが、2025年3月27日に連載再会し、物語がついに最終章、そして最終決戦へと突入します!
この記事では、作品の概要からこれまでのストーリーの流れ、そして最終章に向けた注目ポイントまで、まるっと徹底解説します!
連載再開を機に追いつきたい方も、最後までしっかり追いたいファンも必見です!
- 元犯罪者たちが園児を守る特殊教諭に任命されます
- 主人公リタが過去と向き合いながら人間らしさを取り戻していきます
- ライラという少女をめぐる国家・組織の争いが激化
- 舞台は日本からニューヨークへ。
Contents
【幼稚園WARS】これまでのあらすじ

「特殊教諭」としての運命が動き出します
物語の始まりは、犯罪者たちが集う厳重な収容所です。
そこに突然現れたのが、園長エリナと副園長ゴードンでした。
彼らは、特定の条件を満たした囚人たちに「特殊教諭」として子供を守る仕事を与えます。
その任務の第一条件は、「園児を守ること。失敗すれば即死刑」というものです。
主人公・リタは、かつて“魔女”と恐れられた殺し屋で、数々の殺しを経てなお生き残ってきた人物です。
過去の自分に決別するため、「子供を守る」という道を選びます。
仲間には元詐欺師のダグ、元警官のルーク、元殺し屋のハナ、用務員として働くナツキなど、それぞれに過去を持つ曲者ぞろいが揃います。
最初はギスギスした関係だった彼らですが、子供たちとのふれあいや共闘を重ねていく中で、少しずつ「仲間」としての信頼を築いていきます。
そして園児たちが集う世界一安全な「ブラック幼稚園」での、日常でありながら常に戦場と隣り合わせの生活が始まります。
見え隠れする「ライラ」の正体

マックやウーナが護衛する少女・ライラは、ただの園児ではありませんでした。
彼女の正体は、約100年前に大量殺戮兵器を開発した天才科学者「ライラ・クラーク」のクローンです。
数々の実験体の中で唯一成功したとされるその存在は、各国の政府や組織が喉から手が出るほど欲しがる“生きた兵器”です。
その事実を知るのはごく一部の人物だけで、特殊教諭たちはその正体を知らず、彼女を「ちょっと不思議な園児」として接していました。
ライラ自身も自分が何者なのか知らないまま、マックと共に明るく無邪気な毎日を送っていました。
ライラが初めて登場した際、きく組のルークがこう語っています。
「詳細は知らされていないが、国内最強とされるすみれ組の特殊教諭が常に1対1で護衛している、超特別な子供だ」
この発言からも分かる通り、ライラの存在は園内でも最重要クラスの極秘扱い。
園長のエリナや副園長のゴードンですら、彼女の動向には常に目を光らせています。
そして何よりも印象的なのは、元軍人でもあるエリナの「ライラだけは守り抜く。たとえ何を犠牲にしようとも」
この発言が、彼女の背負う“何か”の重さを物語っています。
表向きはただの好奇心旺盛な園児。しかし、その裏に隠された正体は世界を揺るがす存在でした。
屈指のシリアスな展開として描かれた「浅草編」では、ナターシャによる襲撃を皮切りに、ライラを狙う「新世界秩序」の魔の手が本格化していきます。
彼女の奪還を目論む敵勢力は、特殊教諭たちの心とチームワークを揺るがせながら、何度も園を襲撃してきます。
友情、恋愛、裏切り、そして別れ
殺し合いしか知らなかった彼らが、子供たちとのふれあいや仲間との絆を通して「人間らしさ」を取り戻していく姿も本作の魅力です。
愛、友情、信頼、そして裏切りといった感情が複雑に交錯し、各キャラクターに深みを与えています。
リタとダグ
占いとイケメンに目がないリタが、詐欺師ダグとの関係を徐々に深め、最終的に恋人関係になります。
初めは警戒していたリタですが、ダグの優しさや誠実さに触れ、心を開いていきます。しかし、ダグはライラを守るため新世界秩序に投降し、リタと別れる決意をします。
涙の別れは、多くの読者の胸を打ちました。
ハナとナツキ
ダグに失恋したハナをナツキが励まし、2人の距離が急速に近づいていきます。不器用ながらもまっすぐなナツキの想いが、ハナの心を溶かしていきます。
ルークの死
仲間を守るために右手を失いながらもアオバに重症を負わせますが、力尽きて死亡します。彼の死は仲間たちに大きな衝撃を与え、物語の大きな転機となりました。
園の崩壊と、戦いの新章へ
エリナとゴードンが不在の隙を突き、「新世界秩序」がブラック幼稚園に奇襲をかけてきます。
ヴァンの裏切り、アオバの襲撃、シルビアの過去の因縁など、幾重にも複雑な因果が交錯し、園は大混乱に陥ります。
そして、ついにライラが奪われます。この出来事をきっかけに、物語は新たな局面へと移ります。
102話では、エリナがライラの正体を明かします。
怒りと絶望の中、エリナは特殊教諭たちを全員死刑にしようとしますが、リタが命をかけて覚悟を示したことで、特例として生かされることになります。
そして、エリナは日本政府を見限り、園の拠点をニューヨークへと移すことを決断します。
ライラ奪還、レオとの再会、ダグの救出、そして新世界秩序との最終対決に向けて、舞台は国際的なスケールへと拡大していきます。
【幼稚園WARS】最終章・アメリカ編突入!

ニューヨークを拠点とする新章では、物語のスケールがさらに広がることが予想されます。
ここから先は、国と国、組織と組織、そして「人としての正義」と「武器としての価値」が真っ向からぶつかることになるでしょう。
レオとリタの再会も大きな鍵となりそうです。レオはすでに「次会うなら敵じゃない方がいい」と語っており、姉への未練や愛情がにじみ出ていました。
再会の舞台がニューヨークであれば、2人の共闘もありえる展開です。
さらに、ダグの行方と詐欺師としての潜入工作にも注目が集まります。
102話の時点で新世界秩序に自ら投降したダグは、その詐欺師としてのスキルと高い観察力を活かし、内部から組織を撹乱する可能性があります。
表面上は服従しているように見せかけながら、少しずつ信頼を勝ち取り、機密情報の収集や潜在的な内通者との連携を図ることが考えられます。
ニューヨークという舞台は、情報、武器、欲望が渦巻く都市。そこに集まる新たな敵と味方が、これまで以上に複雑な構図を作り出していくと予想されます。
【幼稚園WARS】あらすじまとめ
人を殺してきた者たちが、命を守る側になる
『幼稚園WARS』は、バイオレンスとギャグ、恋愛、心理戦が奇妙なバランスで成立した唯一無二の作品です。
人を殺すことしか知らなかった彼らが、今は誰かの命を守ろうとしています。
そして、命を守ることでようやく「自分の価値」を見出していく姿が描かれることになります。
殺し屋であることに誇りを持っていた者が、「守ること」に誇りを見出していく変化は、キャラクターそれぞれの成長と再生の証でもあります。
クライマックス突入で全伏線が交差する!
かつての殺し屋、詐欺師、警官たちが「特殊教諭」として園児を守るブラック幼稚園。
その裏には、ライラという「人類の希望」とも「世界の火種」ともなりうる存在をめぐる巨大な陰謀が隠されていました。
命と引き換えに、過去と決別しようとする者たち。仲間との出会いと絆。裏切りと死。激しい戦闘の果てに見える未来とは何なのか。
全ての伏線が、ライラという存在に集約されていく最終章。
果たして、リタはライラを守り抜けるのか?
ライラは“兵器”ではなく、“子供”として生きていけるのか?
そして、ブラック幼稚園が築いてきたすべては何のためだったのか?
最終章の鍵を握るのは、他でもない笛を吹くあの少女——ライラです。