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【ダンダダン】深淵の者『クル』とは? 外宇宙からの侵略者と「クル戦」の全貌について徹底解説!

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ダンダダンは幽霊の存在を信じる女子高生とUFOの存在を信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトルラブコメ漫画です。

そんな『ダンダダン』の中でも物語の鍵を握る敵対勢力の一つが、遥か彼方の外宇宙からやってきた侵略者集団「深淵の者(クル)」です。

本記事では、深淵の者や外宇宙人について徹底解説していきます。

【ダンダダン】「深淵の者(クル)」のプロフィール

(C)龍幸伸/集英社

名前の由来と正体

「深淵の者(クル)」という名称は、彼ら自身が名乗っているものではなく、セルポ星人たちによって名付けられた呼称です。彼らの本来の名前は不明とされています。

彼らは遥か彼方の外宇宙から飛来した侵略者集団であり、地球が存在する銀河系の666種の宇宙人のどれにも該当しない種だと推測されています。

彼らの本体は、巨大なタコのような軟体生物です。重力耐性が非常に低く、スーツなしでは地球の環境下で長時間活動することが困難であり、活動限界はわずか3分程度です。

生態と目的

クルは数多の星を食い潰してきた好戦的な侵略者集団であり、バモラの故郷であるシュメールも彼らによって滅ぼされました。

彼らが地球を侵略する主な目的は、オカルンの「金の玉」をエネルギー源とすることにありました。

これは、古墳やピラミッドといった地球の巨大な「墓」(セルポ星人いわく、転送装置)をワープ装置として起動させ、外宇宙にいる大量の兵士からなる本隊を地球に送り込むためでした。

また、クルは必ずしも一枚岩の集団ではなく、タコ型宇宙人以外の種族も混じっていることが示唆されています。彼らは侵略した惑星の生物の遺伝子を取り込み、種の遺伝子の強化を続ける宇宙遊牧民的な生態を持っている可能性も考察されています。

特殊なスーツと「ビッグママ」

彼らが活動のために着用する特殊なスーツは、ビッグママと呼ばれる巨大なナメクジのような怪生物によって、他の生物の遺伝子情報を取り込み生成されています。このスーツの外見や能力は個体によって多岐にわたります

【ダンダダン】深淵の者(クル)の元ネタ

クルは、有名なコズミックホラーであるクトゥルフ神話を元ネタとしています。

外宇宙からの侵略者という設定や、本体がタコのような見た目である点。
メンバーのハスターは、クトゥルフ神話に登場する風の旧支配者の名前が採用されています。

ただし、クトゥルフ神話においてハスターは本来クトゥルフとは敵対関係にある存在です。

また、彼らのスーツデザインや艦隊には、日本の特撮・SF作品からのオマージュが色濃く見られます。クル本隊の宇宙艦隊のデザインは、SF映画『STAR WARS』のXウィングに酷似しており、地球襲来時にはウルトラ怪獣にそっくりなスーツを着た個体が多数登場しました。

【ダンダダン】深淵の者(クル)の構成員(先遣隊)

クルは、地球の偵察とエネルギー源の確保のために送られた先遣隊(先行部隊)と、圧倒的な物量を誇る本隊によって組織されています。先遣隊の多くは、タコ料理に由来する名前を持っています

ハスター

(C)龍幸伸/集英社

 

爬虫類のような人型スーツを着ており、空間を削り取る能力を持つ。先遣隊のリーダー格。

タコノカ・ル・パッチョ

(C)龍幸伸/集英社

遮光器土偶型スーツで反重力ビームやミサイルを操る。
地球侵略時にアイラと戦い、螺旋を取り入れたおドリルでスーツごと貫かれ死亡した。
→アイラについての解説記事を読む

タ・コメシ

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土偶型(仮面の女神)スーツを着ており、衝撃波やビーム砲が武器。地球侵略時にジジと戦い、スダ・コとともに螺旋を加えた超高出力の邪銃に撃ち負け死亡した。

スダ・コ

(C)龍幸伸/集英社

埴輪型スーツで巨大なスナイパーライフルを武器とする。地球侵略時にジジと戦い、タ・コメシとともに螺旋を加えた超高出力の邪銃に撃ち負け死亡した。
→ジジについての解説記事を読む

タ・コワサ

(C)龍幸伸/集英社

カメレオン型スーツを装着し、6本のアームで敵のエネルギーを吸収しようと試みた。
しかし、ジジから想定外のエネルギーを送り込まれ、スーツが破裂する。

その後は行方不明だが、他の深淵の者が全員カシマレイコに倒されているため、死亡した可能性が高い。

タ・コシン・ジョー

(C)龍幸伸/集英社

巨大ロボ型スーツで重火器の塊。地球侵略時にモモの前に現れ銃火器で追い詰めていくが、駆けつけたバモラに倒される。死亡したかどうかは不明だが、地球に来た深淵の者はすべてカシマレイコに殺されたと思われるのでおそらく死亡。
→バモラについての解説記事を読む

イモータコ

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タコ足スーツの宇宙人で、異次元からの攻撃が可能。ディスマンを率いてモモのバイト先を急襲した。

?????

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シンプルな人型スーツを着た宇宙人。八極拳のスペシャリストであり、ハスターの片腕。

ディスマン

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ネットミーム風の見た目。セルポの技術や知識を取り込んだクローン雑兵。

【ダンダダン】クル戦の経緯と結末

クルによる本格的な侵略(クル戦)は、単行本10巻の第79話から始まりました。

当初、主人公たちは、クルに故郷を滅ぼされ地球に逃げてきたバモラが彼らを手引きしたと誤解していましたが、後に誤解は解け、オカルンたちはバモラと共にクルの先遣隊と戦うことになります。

先遣隊は高い戦闘能力を持ち、オカルンたちを苦しめますが、なんとかこれを撃退することに成功します。

しかし、先遣隊の撃退後、ワープゲート(古墳)から空を埋め尽くすほどの規模を持つクルの本隊が地球に襲来します。主人公たちが絶望するほどの圧倒的な物量でしたが、この戦いは誰も予想しない形で決着を迎えます。

クルの大艦隊を殲滅したのは、最強の妖怪カシマレイコでした。モモを追っていたカシマレイコは、クル艦隊の襲来を「空襲」のトラウマとして認識し、その強大な能力を解放することで、大艦隊を一瞬にして消滅させてしまいました。
→カシマレイコについての解説記事を読む

この一件によりクル戦は集結しましたが、クルは完全に消滅したわけではなく、外宇宙にはまだ存在している可能性があり、また、クルの「皇帝」の存在が仄めかされています。

【ダンダダン】生き残りの女(????)の正体

(C)龍幸伸/集英社

先遣隊のメンバーの中で、人型スーツを着ていた「?????」と呼ばれる個体は、クル戦後も生き残りました。

第182話にて、この生き残りの正体が明らかになります。彼女はタコ型生物ではなく、人間の姿をした美女でした。

彼女の真の正体は、クルによって故郷の星を滅ぼされ、恋人を殺された復讐者です。彼女はクルの仲間となって100年もの間幹部の地位にまでのし上がり、虎視眈々と「クルの皇帝」を殺す機会を狙っていました。

しかし、オカルンたちによって先遣隊が壊滅したことで復讐のチャンスを失い、地球に一人取り残されます。

その後、彼女はサンジェルマン伯爵に助けられ、彼に協力することで、自分の邪魔をしたオカルンたちを逆恨みし襲いかかる新たな脅威として暗躍しています。
→サンジェルマン伯爵についての解説記事を読む

ダンダダンの登場キャラクター

人物キャラ

綾瀬桃/モモ 高倉健/オカルン
円城寺仁/ジジ 白鳥愛羅/アイラ
星子 坂田金太
佐脇凛 頭間雲児

(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

ダンダダンの登場怪異(妖怪・幽霊)

ターボババア アクロバティックさらさら
邪視 カシマレイコ
オンブスマン アンブレボーイ
サンジェルマン伯爵 メルヘンかるた

(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

ダンダダンの登場キャラクター(宇宙人・UMA)

セルポ星人 フラットウッズモンスター
ドーバーデーモン(シャコ) ネッシー
地底人 モンゴリアンデスワーム
ルドリス バモラ
深淵の者(クル) ディスマン

(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

 

 

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