おっさん剣聖は、無自覚な最強キャラクターであるベリルが、かつての弟子たちとの再会を通じて成長し、活躍していく姿を描いた成り上がりファンタジーです。
2025年4月からはテレビアニメも放送され、話題となっています。
今回はコミカライズ版の「おっさん剣聖」33話について解説していきます。
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【おっさん剣聖】32話までのあらすじ

魔法学院の教頭ファウステスと手合わせをすることになったベリル。
教頭は過去に剣魔法の研究に取り組んだ部下を亡くした経験から、2度と部下には剣魔法の研究をさせないようになります。
こうした過去があり、教頭ファウステスは魔術師は剣術などには頼ってはいけないという思考にいたります。
ベリルは師団長と互角に渡り合った実力の持ち主。
フィッセルという剣魔法の才がある人物が登場したことで、自身の考え方に疑問を抱き、ベリルと手合わせを行い、自らの考え方が正しかったのか確かめようとします。
教頭ファウステスの念動術は師団長ルーシーにも並ぶほどの精度です。

ベリルの足場に波打つ地面を作り移動の自由を奪いとり、攻撃を畳みかけていきます。
しかし、ベリルの持つゼノ・グレイブルの剣は魔術を切ることができ、念動術を次々と無効化していきます。
圧倒的な速度で教頭に詰め寄るベリルに対し、教頭は空間を捻じ曲げる魔法を使用しベリルの動きを封じ込めようとします。
ベリルは剣を上空になげ、教頭の注意を自身に向けさせて教頭の懐まで接近しました。
結果的に上空に投げられた剣に教頭の杖を壊され、ベリルの勝利で手合わせは終わりました。
教頭との戦いの後、ベリルは魔法学院の地下魔法研究所に案内され、特別討伐指定個体”ロノ・アンブロシア”と手合わせすることになります。
【おっさん剣聖】33話あらすじ最新話
特別討伐指定個体『ロノ・アンブロシア』

ベリルの前に現れた『ロノ・アンブロシア』は「剣士の姿」をしていました。
これは作中で唯一ベリルと互角の戦いを見せた剣士・シュプールを模しているものだと思われます。
だとすると、『ロノ・アンブロシア』は相手の脳の中の「最強の存在」読み取り、その姿に変化するのかもしれません。
研究所が厳戒態勢

フィッセルや教頭が初めてみる姿だといい教頭ファウステスは全職員に「要警戒」の注意報を発令します。
牢の出入口をふさぎ、研究所内の人物を牢に集合させ、いかなる事態にも対応できるように万全の体制をとります。
フィッセルは剣を抜き、臨戦態勢をとりますが、『ロノ・アンブロシア』は動きません。
ベリルの出方をうかがっていると見えます。
教頭のファウステスは万全を期すため、ベリルに下がるように指示をだします。
しかし、ベリルは目の前の『ロノ・アンブロシア』に集中しており、その声は届いていません。
ベリルはすでに負けていた!?

ベリルは頭の中で『ロノ・アンブロシア』との戦闘をひたすらシミュレーションを行い、負けていました。
ベリルですら手も足も出ないということなのでしょうか。
「ダメか」とつぶやくベリルに結界班が到着し配置につきます。
結界魔術を切るほどの強さ

結界班が『ロノ・アンブロシア』を鎖で拘束しようと試みます。
しかし、『ロノ・アンブロシア』の剣筋は異常なまでに早く、鎖をも立ち切ってしまいます。
フィッセルは剣に魔力を込め、臨戦態勢を維持しています。その剣の魔力に『ロノ・アンブロシア』が反応し、突撃してきますが、ベリルがわずかな隙をみつけ、足を切断することに成功します。
続いて結界班とフィッセルと連携し、『ロノ・アンブロシア』を結界の中に封じ込めることに成功します。
ルーシーも知らない影の戦士
ベリルの前に出てきた「影の戦士」はルーシーでも見たことない存在。
今までの『ロノ・アンブロシア』での対策では不十分であることが分かり対策を進める必要があります。
また、地下研究所は学院の極秘施設であり、フィッセルが「口封じの術」をベリルに施します。
レべリス王国交友祭
物語の最後にレべリス王国交友祭について話が出てきます。
ここに昔レべリス王国で剣をならっていたという「ロゼ」という女性が登場します。
本名は「ロゼ・マーブルハート」
ロゼは一年と半年という短い期間ながら、俺の道場に通っていた元弟子です。