『幼稚園WARS』はジャンプ+で2023年9月15日から連載開始された、千葉侑生(ちばゆう)先生による漫画です。
もともとはジャンプルーキーで開催された2022年4月期の連載争奪ランキングで1位を獲得し、インディーズ連載としてスタートし、21話より通常連載へと移行した作品です。
本作は「『殺し屋×幼稚園』のラブコメ」であり、「イケメン好きの最強先生と次々に攻めてくるイケメン殺し屋のイカれた攻防戦」が見所となっています。
本記事では、『幼稚園WARS』に登場する主人公のリタについて解説していきます。
Contents
【幼稚園WARS】リタのプロフィール
©千葉侑生| 本名/異名 | リタ(本名ではない)/ 魔女 |
|---|---|
| 囚人番号 | 999番 |
| 年齢/出身 | 20歳/オランダ |
| 所属/役割 | ブラック幼稚園 たんぽぽ組 特殊教諭 |
| 好きなもの | イケメン、占い、ラーメン |
| 声優 | 種﨑敦美 |
リタは、千葉侑生先生による人気漫画『幼稚園WARS』の主人公であり、物語のヒロインです。
物語の舞台である「ブラック幼稚園」(通称:世界一安全な幼稚園)で、要人の子どもたちを暗殺者や誘拐犯の脅威から守る特殊教諭として働いています。
彼女がこの危険な職務に就いているのは、減刑と自由を手に入れるためであり、その間にイケメンの彼氏を見つけるという個人的な目標を持っています。
外見は茶髪のポニーテールで丸い目が特徴的な可愛らしい女の子ですが、戦闘時には殺気を帯びた目へと変わり、キリっとした表情を見せます。同僚のダグからは「ちんちくりん」と呼ばれることもあります
【幼稚園WARS】リタの正体と過去
リタの最大の核となる要素は、その凄まじい過去と正体です。
伝説の殺し屋としての経歴
リタは、かつて「魔女(ウィッチ)」として広く知られ、多くの殺し屋から一目置かれていた元・伝説の殺し屋です。
彼女はその狂気的な強さから、大勢の相手を一人で瞬殺してしまうほどの実力を持っていました。
ブラック幼稚園に来る前は「名無し(ジェーン・ドウ)」と呼ばれていたこともあります。
悲しい過去と孤独
リタは、自ら望んで殺し屋になったわけではありません。幼い頃から殺し屋として育てられ、強要されてきたという悲しい過去を持ちます。
育ての親からは「最高の殺人マシン」と言われ、生きていくために悪いことをするしかなかったと話しています。
彼女の根底には、「ひとりぼっちは嫌だ」という孤独だった経験からくる強い思いがあり、「イケメンと付き合いたい」という目標は、「誰かに愛されたい」という切実な気持ちの表れでもあります。
服役中に「幸せになることを諦めてはいけない」と言われた言葉が、今のリタの原点となり、死の危険が迫っても彼女を助ける支えとなっています
【幼稚園WARS】リタの強さは?
リタの「致命的なバグ」と戦闘スタイル
リタの魅力は、その圧倒的な強さと恋愛脳という解析不能なギャップにあります。
リタは大のイケメン好きであり、たとえそれが自分や園児を狙う敵の暗殺者であってもときめいてしまうという弱点を持っています。
彼女がイケメンの暗殺者と遭遇すると、すぐに彼氏候補として考え、独自の質問を投げかけます。
この質問に対する答えがリタの価値観に合わない場合(例:「映画のエンドロールを観ない」など)、彼女は無表情になり、問答無用で相手を撃ち殺します。
この「緊張と緩和の繰り返し」が、作品独特の面白さの構造を生み出しています。ちなみに、リタの付き合いたいイケメンランキングの1位は「黒髪イケメン」です。
驚異的な戦闘能力
リタはブラック幼稚園の先生たちの中でもトップレベルの強さを誇ります。
幼稚園内では最強クラスであり、きく組のルーク・スミスと互角とされることもありますが、「魔女」状態であれば最強レベルだと思われます。
銃の扱いはもちろん、周囲にあるスコップやハサミなど、あらゆるものを使いこなして戦います。第1話では、銃弾をスコップで弾くという離れ業を披露しました。
血を見たり強敵と戦ったりする際、リタの目の光が消え、自身のダメージを気にせず戦う「魔女状態」になります。この状態は狂気的ですが、リタ自身はこの状態を「ひとりぼっち」に繋がるものとして嫌悪しています。
最強クラスの敵ナターシャと1時間にもわたる激戦を繰り広げた末に勝利しました。
【幼稚園WARS】リタを取り巻く重要な人間関係
ダグ(同僚、恋人)
リタと同じたんぽぽ組の特殊教諭で、元詐欺師です。
リタは当初、ダグを詐欺師であるという理由から苦手に思っていましたが、ダグが拷問を受けても幼稚園の情報を喋らなかったこと、そして彼に助けられたことをきっかけに、ダグはリタに恋心を抱くようになります。
その後、二人の関係は徐々に深まり、最終的に恋人関係となります。ダグはリタの恋愛対象外とされていましたが、二人はハプニングでキスをしてしまうなど、尊い掛け合いが描かれています。
レオ(双子の弟、敵)
リタには双子の弟であるレオが存在します。
レオは新世界秩序(ニューワールドオーダー)と呼ばれる敵組織の一員であり、リタと対立しています。
レオはリタの顔と瓜二つであるため、リタに化けて近づく戦法も使いましたが、ダグにはすぐに見抜かれています。レオは「僕たちは人殺しだから絶対に幸せになんてなれない」と考えており、幸せを望むリタとは対照的です。
二人は双子ですが、レオはリタの強さを知りつつも、自分の方が強い、もしくは互角だと思っている節があり、いずれ二人が戦うことは物語の重要な局面になると予想されています。
ナターシャ(最強の刺客)
ナターシャは、幼い頃から殺し屋として育ち、自身の強さゆえの孤独に苦しんでいた女性の殺し屋です。
彼女はリタの異名である「魔女」を強く慕い、「壊れないおもちゃ」としてリタとの戦いを求めて幼稚園を襲撃しました。
リタとの激闘の末、リタに胸を撃ち抜かれて死亡しますが、リタは「出会いが違う形であれば友達になれたかもしれない」とナターシャの悲痛な思いに寄り添う言葉をかけています。
【幼稚園WARS】登場人物
| たんぽぽ組 | |
![]() ダグラス・カーター |
![]() リタ |
![]() ナツキ |
![]() ハナ・ブラッドリー |
| きく組 | |
![]() ルーク・スミス |
![]() シルビア・スコット |
![]() 池田ヨシテル |
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| すみれ組 | |
![]() ウーナ・マウリ |
![]() マック・フリーマン |
| その他 | |
![]() エリナ(園長) |
![]() ゴードン・Z・スカイ(副園長) |
![]() ライラ |
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