『カグラバチ』は週刊少年ジャンプにて連載中の、剣と妖術をテーマにしたダークファンタジー作品です。
復讐に燃える青年・六平チヒロを主人公に、妖術師たちとの壮絶な戦いと人間模様が描かれています。
すでにアニメ化も決まっているカグラバチですが、本記事では『カグラバチ』第93話について感想やレビュー、考察を行っていきます。
→カグラバチのアニメ化についての記事を見る
Contents
【カグラバチ】92話までのあらすじ
カグラバチ第92話では、漆羽洋児、巳坂奈ツ基、幽、北兜の4人が激闘の中で対峙し、戦いが始まります。
北兜は念願の相手である漆羽との対決に高揚し、自らが奈ツ基の兄・巳坂伊武基と六平国重を殺害した実行犯であること、さらに幽がその指示を出した張本人であることを明かします。
これを聞いた漆羽は怒りをあらわにし、超高速の居合で北兜の右腕を切断しますが、北兜も反撃し、漆羽の左手の指を切り返します。
続いて奈ツ基も戦闘に加わり、戦場は神奈備本部第3書庫へと移ります。
奈ツ基は自身の戦闘感覚が今なお研ぎ澄まされていることを示しつつ、漆羽の衰えを指摘します。しかし、漆羽もかつての“本能”を呼び覚まし、口で鞘を抜いて再び強烈な一撃を放ちます。
4人全員が深手を負い、満身創痍となる中、戦いはさらに激しさを増し、次回へと続きます。

【カグラバチ】93話のあらすじ最新話
奈ツ基の苛立ちと漆羽の天然
北兜が「妖術あり」と宣言したにもかかわらず、妖術を使ったのが自分だけだったことに奈ツ基は激怒します。
奈ツ基に問い詰められた漆羽は、18年間も妖術を封じられていたため、咄嗟の選択肢に妖術がなかったと返答。単純に妖術を使うのを忘れていただけだったことが判明しました。
このやり取りに、奈ツ基は表向きは毘灼に対して「糞喰らえ」だと憎まれ口を叩きつつも漆羽に同意を求めるなど、二人の複雑な関係性が垣間見えます。
北兜の挑発と実力の分析
北兜は奈ツ基の雷の妖術を「漏電」と揶揄して煽る一方、「実に嬉しい剣の腕だ」と実力を認め、ウィンクまで見せるなど、底の知れない様子を見せます。
漆羽は幽を「剣術に長けているというより素の身体能力がずば抜けている」と分析。
一方で北兜に対しては「まだ底が知れない」と感じ、剣戟をじっくり味わっている様子に不気味さを覚えています。
毘灼の別動隊と新たな妖術師
場面は神奈備本部第五層へ移り、先行していた毘灼の構成員たちの様子が描かれます。
瓶伍(びんご)と右嵐(うらん)
本話で、毘灼の構成員2名の名前が瓶伍(びんご)と右嵐(うらん)であることが判明しました。右嵐は六平国重を殺害した精鋭の一人です。
瓶伍は獅子舞のような化け物を操るだけでなく、自身も獅子舞の姿になることができ、人間を食べることで力を蓄える能力を持っています。
右嵐は氷雪系の妖術を使い、神奈備職員を一瞬で凍らせる実力者です。
この二人の組み合わせは非常に強力で、動きを封じて捕食するという凶悪なコンビネーションを見せつけました。
謎のちょんまげ男
瓶伍と右嵐のもとに神奈備の精鋭部隊が到着する中、櫛で髪を整えるちょんまげの男が印象的に登場します。
一連のコミカルな儀式のような動きを見せながらも、神奈備の精鋭である可能性が高く、その実力に注目が集まります。
伯理の決意と薊の懸念
斬と妖刀真打のもとへ向かう伯理は、道中で薊、そして壱鬼と合流します。
伯理は自分が真打を”蔵”に隔離さえすれば事態は収束すると決意を固めています。
しかし、薊と壱鬼は毘灼の無茶な襲撃には裏があると考えており、特に真打に何らかの細工がされている可能性を懸念しています。
壱鬼は、毘灼が楽座市に真打を出品したこと自体が、起爆剤を神奈備内部に送り込むようなものだったのではないかと推測します。
この不穏な空気は、話のタイトルである「仕上げ」が、毘灼の計画の仕上げを意味しているのではないかという考察にも繋がっています。
ついに伯理は真打が封印されている部屋へと到達します。彼が真打を”蔵”にしまうことで、神奈備の勝利となるのか、それとも毘灼の罠が発動するのでしょうか。
【カグラバチ】過去の記事はこちら
過去の話のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
80話 | 81話 | 82話 | 83話 | 84話 |
85話 | 86話 | 87話 | 88話 | 89話 |
90話 | 91話 | 92話 | 93話 | 94話 |
【カグラバチ】人気記事一覧


【カグラバチ】登場人物一覧
ここからは登場人物についてまとめていきます。
主人公たち
![]() 六平チヒロ |
![]() 六平国重 |
![]() 柴登吾 |
![]() 鏡凪シャル |
![]() ヒナオ |
©外薗健/小学館
神奈備(かむなび)
![]() 薊 |
![]() 香刈 緋雪 |
![]() 美原 多福 |
![]() ??? |
![]() 壱鬼 |
![]() ??? |
![]() 区堂 |
![]() ??? |
©外薗健/小学館
毘灼
![]() 幽 |
![]() 昼彦 |
![]() 黒松の男 |
![]() |
![]() 北兜 |
![]() 久々李 |
![]() 斗斗 |
![]() |
![]() |
![]() |
©外薗健/小学館
漣家
![]() 漣京羅 |
![]() 漣宗也 |
![]() 漣伯理 |
![]() 漣天理 |
![]() 漣円慈 |
![]() 漣珠紀 |
©外薗健/小学館