『本好きの下剋上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』において、主人公ローゼマイン(マイン)の師であり、物語の最重要人物として圧倒的な人気を誇るのがフェルディナンドです。
この記事では、シリーズをこれから見る方にも分かりやすく、フェルディナンドの経歴や魅力を徹底解説します。
➡本好きの下剋上のあらすじや世界観を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
Contents
【本好きの下剋上】フェルディナンドとは?
©香月美夜
『本好きの下剋上』屈指の人気キャラクター
フェルディナンドは、物語の第二部でエーレンフェスト神殿の神官長として登場します。当初は平民出身のマインを厳しく管理する立場でしたが、次第に彼女の唯一無二の理解者であり、強力な庇護者となっていきます
基本プロフィールと容姿
薄い水色の髪を肩まで伸ばし、瞳の色は薄い金色です。身長は185〜188cmと高く、非常に整った顔立ちをしていますが、常に無表情で「彫刻が動いているような印象」を与えます。
初登場時は20歳ですが、苦労が絶えないため実年齢より老けて見えることもあります。
彼は極めて有能な能力主義・効率主義者です。努力しない無能を嫌いますが、結果を出すローゼマインに対しては熱心に教育を施します。また、自身の弱みを見せない秘密主義者でもあり、これは彼の過酷な生い立ちに起因しています。
テレビアニメおよびドラマCD(第3弾以降)では速水奨さんが演じています。
【本好きの下剋上】フェルディナンドの過去
フェルディナンドの完璧な振る舞いの裏には、想像を絶する凄惨な過去が隠されています。
「アダルジーザの実」としての宿命
彼の本当の出自は、貴族院にある「アダルジーザの離宮」です。
ここは他国の王族の血を繋ぐための閉鎖的な施設であり、そこで生まれた男児は「実(み)」と呼ばれ、通常は洗礼式を待たずに殺害され、魔力供給源である「魔石」に加工される運命にありました。
彼の幼名「クインタ」は「5番目の男児」を意味します。
救済とヴェローニカによる虐待
殺される寸前だった彼を救ったのが、先代アウブ・エーレンフェスト(アーデルベルト)でした。しかし、エーレンフェストに引き取られた後も、領主第一夫人のヴェローニカから激しい虐待を受けます。
食事に毒を盛られることが日常茶飯事だったため、彼は味覚を麻痺させるほど不味い「自作の回復薬」以外口にせず、短時間の睡眠で活動し続けるという異常な生活を余儀なくされました。
【本好きの下剋上】フェルディナンドのエピソード
©香月美夜貴族院の「魔王」伝説
ヴェローニカの魔の手から逃れるために入学した貴族院で、フェルディナンドは数々の伝説を残しました。
三コース同時履修と全科目最優秀
通常の学生は1つのコースを選択しますが、彼は「領主候補生・騎士・文官」の3つのコースを同時に履修し、そのすべてで最優秀の成績を収めて卒業しました。この記録は前代未聞です。
「魔王」と呼ばれた理由
特に「宝盗りディッター(魔術的な競技)」では、徹底的に効率と勝利を追求したえげつない戦術を駆使し、他領から恐れられました。その強さと冷酷さから、彼は「魔王」という二つ名で呼ばれるようになります。
【本好きの下剋上】ローゼマインとの関係
管理対象から家族へ
神殿に隠棲していたフェルディナンドの運命は、マイン(ローゼマイン)との出会いによって大きく動き出します。
記憶の同調で見せた「涙」
マインの正体を探るため、魔術具で彼女の記憶(現代日本での前世「麗乃」の記憶)を覗いた際、彼はマインが持っていた深い家族愛に触れます。
自分を殺そうとする親しか知らなかった彼は、愛し愛される家族の姿に衝撃を受け、涙を流しました。これが、二人が深い信頼関係を築く転換点となります。
最高のパートナー
ローゼマインが貴族になってからは、彼女の後見人・主治医・教育係として、常に彼女を支えます。二人は魔力を同調させ、感情を共有する唯一無二のパートナーとなり、フェルディナンドは彼女を「家族同然」として大切にするようになります。
【本好きの下剋上】フェルディナンドのその後活躍
物語のクライマックスにおいて、フェルディナンドは自己犠牲の道を選ぼうとしますが、ローゼマインによって救われます。
アーレンスバッハへの転出
王命により、敵対勢力の多いアーレンスバッハへ婚約者として送り出されますが、これは彼を排除するための罠でした。
救出と反撃
瀕死の重傷を負った彼は、王命を無視して駆けつけたローゼマインに救われ、初めて「自分の望み」のために戦うことを決意します。
アレキサンドリアの建国
最終的に、二人は新領地「アレキサンドリア」を創設し、ローゼマインがアウブ(領主)、フェルディナンドがその婚約者として、理想の図書館都市を築くことになります。


