『炎炎ノ消防隊』に登場する特殊消防隊は全部で8つありますが、その中で第1特殊消防隊は聖陽教会を母体とする最もエリートな部隊として知られています。
しかし、そのエリート集団の内部には、物語の根幹に関わる深い闇と裏切りが存在していました。
本記事では、『炎炎ノ消防隊』の第1特殊消防隊について詳しく解説していきます。
Contents
【炎炎ノ消防隊】第1特殊消防隊の概要
第1特殊消防隊は、その母体が聖陽教会(聖陽教)聖陽教会と融合したデザインとなっており、西洋風の建築様式が特徴です。
また、第1特殊消防隊の訓練校は、主人公である森羅日下部(シンラ クサカベ)の母校である第4特殊消防隊が兼ねています。
【炎炎ノ消防隊】主要隊員と能力
第1特殊消防隊には、強力な能力を持つ隊員が多く所属しています。
レオナルド・バーンズ(大隊長)
©大久保篤第1特殊消防隊の大隊長を務めるレオナルド・バーンズは、消防隊の中でも1、2を争う能力の持ち主です。
第三世代能力者であり、体内で溶鉱炉のように高温の炎を燃やし、熱エネルギーを利用して身体能力を爆発的に向上させます。
12年前、シンラの家族を襲った火災現場で消火活動を担当しました。彼はアドラリンクの経験者であり、その際に右目を失明しています。また、聖陽教の表と裏のパイプ役を務めていたため、聖陽教内の暗殺部隊「聖陽の影」に所属していたジョーカーとは旧知の仲です
カリム・フラム(中隊長)
©大久保篤中隊長であり神父でもあるカリム・フラムは、第二世代能力者です。
管楽器を利用して熱エネルギーを音に変換し、冷気に変えることで焔ビトを凍らせて鎮魂を行います。彼は巷を騒がす人工焔ビト事件の犯人を追っていました。
フォイェン・リィ(中隊長 → 大隊長)
©大久保篤同じく神父の中隊長であるフォイェン・リィは、人工焔ビト事件に関与し、カリムをかばったことで右腕を失いました。
バーンズの「殉教」後、第1特殊消防隊の大隊長に就任しています。
オニャンゴ(中隊長)
©大久保篤オニャンゴは第三世代能力者で、烈火の事件で中隊長が減った後に復職したベテラン消防官です
環 古達(タマキ コタツ)
©大久保篤環 古達は、もともと第1特殊消防隊に所属していましたが、不祥事により第8特殊消防隊に無期限で研修中となっています。
【炎炎ノ消防隊】組織内の裏切りと伝導者一派の浸食
第1特殊消防隊は、伝導者一派による浸食の舞台となりました。
中隊長の烈火 星宮(レッカ ホシミヤ)は、実は伝導者一派の一員でした。彼は拳から炎を発する第三世代能力者ですが、子どもをはじめとした人々に蟲(むし)を埋め込み、強制的に焔ビト化させていた張本人です。
この裏切りは、第8特殊消防隊との戦いの中で露呈し、烈火は伝導者一派の暗殺者「白装束(Knights of Ashen Flame)」によって処分されました。烈火は熱心な信仰心の持ち主であり、伝導者一派の目的である「人類を偉大な神ソル(太陽神)の原始の炎に戻す」という目的を公言していました。
烈火の裏切り行為は、彼を慕っていた環古達(タマキ)を襲い、殺害し、焔人殺害の罪を彼女に着せようとするなど、極めて残酷で卑劣なものでした
【炎炎ノ消防隊】バーンズ大隊長の裏切り
第1特殊消防隊の崩壊は烈火の事件だけでは終わりませんでした。アニメ第3期(参ノ章)の冒頭で、バーンズ大隊長は皇王庁で開かれた大隊長会議に招集されます。そこで彼は東京皇国が伝導者一派である白装束と手を組んだことを知ります。
このとき、白装束の一員であるハウメアは、自身の能力「トーキング・ヘッド」を使い、バーンズの脳内の電気信号を読み取り、彼の思考や感情を理解しました。ハウメアは、バーンズが持つアドラリンクや聖陽教への深い信仰心を逆手に取り、巧妙に事実を歪めます。
ハウメアは、白装束の行動が「ソル(太陽神)の意志に従っている」と主張し、司祭職としての信仰心に訴えかけた結果、バーンズは自らの信仰に抗えず、白装束に屈服してしまいます。
彼は部下や特殊消防隊、そしてシンラを裏切り、桜備大隊長をシンラを誘き出すための餌として利用することを受け入れました。
これにより、第1特殊消防隊のエリートリーダーは、伝導者一派に完全に組み込まれることになったのです。バーンズはその後、シンラとの対戦で敗れることになります。
このように、第1特殊消防隊は、聖陽教を母体とする「光」のエリート集団でありながら、その信仰心の中心から伝導者一派による最も深い「影」が生まれてしまった部隊と言えます



