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【幼女戦記】アニメ2期はいつから?原作のどこからどこまで放送される?1期までのあらすじをおさらい!

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大人気戦記ファンタジー『幼女戦記』のTVアニメ第2期となる「幼女戦記II」の制作が決定してから久しく、ファンの間ではその放送時期について熱い期待と懸念が入り混じっています。ここでは、制作発表時の情報から現在に至るまでの状況をまとめ、放送時期の見通しについて解説します。

【幼女戦記】制作決定から現在までの状況

©カルロ・ゼン

制作決定の経緯とタイトル

TVアニメ『幼女戦記』の第2期制作決定は、2021年6月19日にABEMAで配信された特番「『幼女戦記』生還記念座談会~激闘を振り返って~」内で発表されました。
正式タイトルは「幼女戦記II」であり、ティザービジュアルと予告映像も同時に公開されました。

スタッフ・キャストの続投

第2期では、第1期から劇場版に至るまでの主要スタッフが続投することが発表されています

「幼女戦記II」は、前作の制作スタッフが続投することが明らかになっています。
• アニメーション制作:NUT
• 監督:上村泰
• キャラクターデザイン・総作画監督:細越裕治
• 脚本:猪原健太

原作者のカルロ・ゼン氏も、監督、脚本、原作者が第1期と同じ組み合わせであるため、「大丈夫!いつもの幼女戦記だよ!」とコメントを寄せています。
また、主要キャストも続投します。ターニャ・デグレチャフ役を悠木碧、ヴィーシャ役を早見沙織、レルゲン役を三木眞一郎、ルーデルドルフ役を玄田哲章、ゼートゥーア役を大塚芳忠が務めます。

現在のステータス:「制作進行中」だが放送時期は未定

第2期は制作が決定しているものの、現時点(2025年11月)で具体的な放送時期は発表されておらず、延期状態が続いています。

しかし、制作自体は継続中です。2023年8月30日に発売された原作ライトノベル第13巻の帯には、「TVアニメ第2期 制作進行中!」の文字が確認されています。

また、アニメ公式X(旧Twitter)もプロフィール欄に「TVシリーズ第2期制作進攻中」と表示しており、プロジェクトがお蔵入りしたわけではないことがうかがえます。

なお、2026年冬(1月~)のアニメ新番組一覧(2025年11月27日更新時点)には、「幼女戦記Ⅱ」は記載されておらず、「時期未定」の作品としてリストアップされています

 

【幼女戦記】長期的な遅延の背景と推測される理由

©カルロ・ゼン

制作決定から4年以上が経過しても放送時期が未定であることについて、複数の要因が推測されています。

1. 制作期間の長期化

アニメーション制作を担当するNUTは、第1期や劇場版で見られたような緻密な作画と演出に非常に時間をかける傾向があります。

このため、第2期の完成までには3〜5年を要する見込みがあるとの指摘も存在します。

2. 国際情勢の影響(「ルーシー連邦」との戦い)

最も大きな懸念材料として、現実の国際情勢との類似性が指摘されています。

『幼女戦記』は20世紀初頭の世界大戦をモチーフにしており、第2期(原作では劇場版の続きにあたる)では、ロシアをモデルにしたと思われる「ルーシー連邦」との本格的な戦いが描かれると予想されています。

2022年2月以降に発生したロシアによるウクライナ侵攻の影響により、戦争を主題とし、特定国をモデルとした勢力との戦いを描く作品のリリースが、政治的にリスクが高いと制作側が判断し、放送時期を慎重に検討している可能性が示唆されています。

ファンコミュニティ内でも、続編のメインプロットが現実の戦争と重なるために延期されているという説が強く支持されています

3. 最新の動きと放送時期への期待

長期的な沈黙が続く中、2025年11月下旬になって、アニメ公式Xアカウントにて意味深な投稿が続いています。

2025年11月18日より、公式Xにて「X」「3」「2」と読み取れるフラクトゥール(ブラックレター)フォントの画像が連続して投稿されました。

これらは何らかのカウントダウンではないかと推測されており、SNS上では、放送時期や続報の発表を期待する声が高まっています。

ファンは、このカウントダウンが待望の第2期放送開始時期の発表につながることを強く期待しています。

制作は確定しており、原作小説のストックも豊富であるため、あとは「いつ」その情報が解禁されるかが焦点となっています

【幼女戦記】第1期(TVシリーズ&劇場版)のあらすじおさらい

『幼女戦記』は、カルロ・ゼン氏によるライトノベルを原作とした戦記ファンタジーです。

シリーズの導入

物語の舞台は、統一暦1920年代頃の、初の世界大戦を迎える過酷な異世界です。主人公は、理不尽な死を遂げた日本のエリートサラリーマンが、神を自称する**「存在X」**によって、魔法の力を持つ幼女、ターニャ・フォン・デグレチャフとして転生させられた姿です。
ターニャは金髪碧眼の色白幼女という愛らしい外見とは裏腹に、極めて冷酷かつ合理的な思考を持つ「幼女の皮をかぶった怪物」です。彼女の目的は、安全かつ順風満帆な後方勤務で悠々自適に過ごすことですが、「存在X」の干渉により、意図せず次々と戦果を挙げ、帝国の最前線に立たされ続けます。

ターニャは、自らが率いる帝国陸軍第二○三航空魔導大隊(通称、ピクシー大隊)で、自身の安全と昇進のため、軍人として淡々と任務をこなしていきます。

TVアニメ第1期(原作1~3巻相当)

TVアニメ第1期(2017年放送)では、主に原作ライトノベル1~3巻が映像化されました。

ターニャは参謀本部情報部のエーリッヒ・フォン・レルゲン大佐(三木眞一郎)らに見出され、その卓越した能力と冷酷さから昇進を重ね、魔導中佐となります。

第1期では、彼女が「存在X」の意図に反抗し、無信仰を貫こうとする哲学的対立と、帝国軍の過酷な戦いが描かれました。ターニャは「戦争=人殺し」という感覚が欠如したかのように、徹底した「理論」と「合理性」に基づいて戦場を支配していきます。

劇場版(原作4巻後半まで)

2019年に公開された『劇場版 幼女戦記』はTVシリーズの続編として制作されました。

劇場版は原作の4巻後半までを描写しています。

帝国軍第二○三航空魔導大隊は南方大陸での勝利を収めますが、休む間もなく北方、ルーシー連邦での強行偵察の任務を命じられ、連邦が帝国に宣戦布告する現場に遭遇し、首都モスコーへの攻撃を成功させます。

劇場版の核となったのは、ターニャと、メアリー・スー准尉との因縁の対決です。メアリーは、TVシリーズのクライマックスでターニャに倒されたアンソンの娘であり、父の仇討ちに燃える合州国(アメリカ)の義勇兵です。

ターニャ(理論)とメアリー(復讐心という感情、信仰心)の激しいドッグファイトが繰り広げられますが、ターニャはメアリーの膨大な魔力の中に「存在X」の影を感じ取ります。激戦の末、ターニャはティゲンホーフの防衛に成功しますが、自身が常に最前線に立たされる状況に嫌気が差し、後方での勤務を希望します。

しかし、提出した軍の再編計画が全面的に採用された結果、ターニャは新たな戦闘団の指揮官に任命され、再び前線に戻ることになり、絶叫して物語は幕を閉じます。

この劇場版の結末は、ターニャとメアリーの対決が「まだ始まったばかり」であることを示しており、第2期ではこのルーシー連邦との戦い、そしてメアリーとの因縁が本格化することが予想されます。原作ライトノベルを読み進める場合は第5巻以降が、漫画版の場合は第10巻以降がアニメ/劇場版の続きにあたります

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