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【サイレント・ウィッチ】バーニー・ジョーンズとモニカの関係について徹底解説!

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『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』に登場するバーニー・ジョーンズは、主人公モニカにとって学園生活における重要な存在です。

彼は単なる元友人というだけでなく、モニカの才能に対する嫉妬、貴族社会における自らの立場への葛藤、そして複雑な感情が絡み合った多面的な人物として描かれています。

本記事ではバーニー・ジョーンズのプロフィールについて詳しく解説していきます。

また、『サイレント・ウィッチ』の見どころ・あらすじについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

【サイレント・ウィッチ】バーニー・ジョーンズのプロフィール

©依空まつり

バーニー・ジョーンズの出自

バーニーは、リディル王国の歴史ある名家アンバード伯爵家の次男として生まれました。貴族社会において次男は「兄のスペア」とされ、家を継ぐことができない立場にあります。

優秀でありながらも兄と比較され続ける環境は、彼に強い功名心と劣等感を植え付けました。

バーニー・ジョーンズの野心

彼が己の才覚で名を成す道として見据えたのが、王国最高峰の魔術師集団〈七賢人〉になることでした。

七賢人になれば伯爵位相当の「魔法伯」の爵位を得られ、次男という立場を見返せると考えていたのです。

そのために彼は国内最高峰の魔術師養成機関「ミネルヴァ」に入学し、必死に勉学に励み、座学と実技で常に学年一位の成績を維持しました。

特に、十代前半で高度な技術である短縮詠唱を習得しており、その才能は周囲から一目置かれていました。

 

【サイレント・ウィッチ】バーニー・ジョーンズとモニカの関係性

主人公モニカとの出会い

バーニーが13歳の時、転入してきたばかりで「無言のエヴァレット」と呼ばれいじめられていたモニカと出会います。

男子生徒たちから悪趣味ないたずらを受けていたモニカを、バーニーは持ち前の実力で助け出しました。これが二人にとっての最初の出会いであり、モニカにとっては初めて自分をまともに扱ってくれる相手でした。

以降、バーニーは何かとモニカの世話を焼くようになります。勉強を教え、少しずつ言葉を取り戻すきっかけを与える存在となりました。

モニカとの歪んだ関係

無表情だったモニカが自分との関わりの中で変化していくことに、バーニーは誇らしさを感じ、プライドを満たしていました。

しかし、この関係は純粋な友情ではありませんでした。バーニーは無意識のうちにモニカが孤立することを望み、彼女が自分だけを頼る状況を維持しようとしていました。

モニカを助ける行為は、彼の優越感や自己肯定感のためのものでもあったのです。

【サイレント・ウィッチ】モニカとの決別

決別の瞬間

バーニーとモニカの関係は、モニカが無詠唱魔術を披露したことで決定的に崩壊します。

人前で声を出すのが怖いというモニカのために、バーニーは短縮詠唱を教えました。

しかし、モニカが実技訓練で見せたのは、バーニーの想像を遥かに超える、前代未聞の無詠唱魔術でした。

才能への嫉妬と拒絶

自分がいなければ何もできなかったはずの少女が、努力だけでは到達できない「本物の天才」であったという事実に、バーニーは絶望と激しい嫉妬心を抱きます。裏切られたと感じた彼は、モニカを避けるようになりました。

モニカとの差を埋めようと無茶な訓練を重ねて魔力中毒に陥った際には、その苦しみをモニカのせいだと憎みました。

そしてモニカが15歳で七賢人に選ばれた日、お礼を言いに来た彼女に対し、バーニーは冷酷な言葉を投げつけます。

「貴女なんて、友達じゃない」 「わざわざ七賢人の正装で僕に会いに来るなんて嫌な人ですね。……内心見下していたんでしょう?」

彼はモニカのプライドを深く傷つけ、「人のいない山小屋にでも、引きこもっている方がお似合いだ」と言い放ち、二人の関係は完全に断絶しました。

この出来事が、モニカが山奥に引きこもる直接的な原因となったのです

【サイレント・ウィッチ】モニカとの再会

チェス大会での再会と変化

時が経ち、セレンディア学園のチェス交流試合で二人は再会します。(アニメでは10話)モニカは別人として振る舞いますが、バーニーは彼女に疑念を抱きます。

この交流試合の裏で発生した襲撃事件で、バーニーは重傷を負います。彼を救ったのは、モニカが咄嗟に放った無詠唱魔術でした。

この時、バーニーは彼女の秘密を守るために「自分が暗殺者を返り討ちにした」と嘘の証言をします。この選択は、彼のプライドを傷つけるものでありながらも、モニカの平穏な学園生活を守るためのものでした。この事件をきっかけに、二人の歪んだ関係性は新たな局面を迎えます

伯爵としての現在とモニカへの協力

物語の後半では、バーニーはアンバード伯爵家の家督を継ぎ、若き伯爵として多忙な日々を送っています。アンバード伯爵領は工業や魔導具開発で国内有数の収入を誇る技術者の多い土地です。

彼は、モニカが極秘で魔導具を製作する際に工房を提供し、協力しています。モニカに協力を請われることに悪い気はしないものの、素直になれない態度も見せます。

また、彼女が魔導具作りで他の人物(ヒューバード・ディー)を褒めることに対し、面白くないと感じるなど、今なお彼女に対して複雑な独占欲を抱えている様子が描かれています。魔導具「黒い聖杯」の製作時には、血液サンプルの提供者にもなりました。

【サイレント・ウィッチ】登場キャラクター

モニカ ルイス
フェリクス シリル
イザベル ケイシー
ブリジット コレット
エリオット ニール
クローディア

©依空まつり

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