『カグラバチ』は週刊少年ジャンプにて連載中の、剣と妖術をテーマにしたダークファンタジー作品です。
復讐に燃える青年・六平チヒロを主人公に、妖術師たちとの壮絶な戦いと人間模様が描かれています。
すでにアニメ化も決まっているカグラバチですが、本記事では『カグラバチ』第89話について感想やレビュー、考察を行っていきます。
→カグラバチのアニメ化についての記事を見る
Contents
【カグラバチ】88話までのあらすじ
『カグラバチ』第88話「皮切り」では、神奈備本部への5名の”毘灼(ひしゃく)”の妖術師の侵入により、激しい戦いが始まりました。
幹部の亥猿(いざる)は上層部隊に”毘灼”を包囲するよう命じ、内通者の動向を探ります。
敵に挟まれた伯理と漆羽の元に、亥猿隊所属の新キャラクター、白廻 斬(しらかい きり)が天井を切り裂いて登場し加勢します。
彼女は居合白禊流の開祖・白廻逸夫(しらかい いつお)の孫であり、漆羽は幼少期のキリの世話をしていたことが明かされます。逸夫は現在失踪中ですが存命で、キリにメールを送っているようです。
漆羽は妖術「紅演(こうえん)」妖術「魔咬(まこう)」”剣聖”と似た黒みを帯びた状態となり、漆羽は驚きを隠せません。
大量の「魔咬」が放たれ、伯理を守るキリが刀を構えたところで88話は終わりを告げました。
一部の読者からは、今回の作画に下書きのような荒れが見られるとの懸念も示されています。
【カグラバチ】89話のあらすじ最新話
刳雲の旧契約者・巳坂伊武基(みさか いぶき)の過去
物語は、妖刀「刳雲」の旧契約者である巳坂伊武基の逸話から始まります。
彼は20歳で座村と並び称されるほどの若き剣豪として名を馳せ、「悪童」と呼ばれていました。
「雲のない雨が降れば…これから悪党が死ぬ」「夏にあられが降れば…これから悪党が死ぬ」「黒雲のない雷鳴は…悪党が死んでいく音だ」といった気象に関する数々の伝承を残しています。
しかし、3年前、六平国重(ろくひら くにしげ)殺害と同時刻に、巳坂の自宅にも一人の刺客が現れ、一騎打ちの末に彼を殺害しました。
新たな毘灼(ひしゃく)の妖術師・北兜(ほくと)の登場
薊(あざみ)が曲者処刑場で倒した兜(かぶと)の男は、妖術で操られた人形(ダミー)本体は北兜という人物であることが判明しました。
北兜は剣術の達人でありながら、人形を操る妖術の使い手です。
3年前には、自身は巳坂と戦い、人形には六平国重襲撃のサポートをさせていました。
彼は「剣豪に飢えている」と語り、3年前に殺した巳坂は斉廷戦争から15年が経過し「牙が抜け落ちた情けない体」になっていたため、その勝利に納得しておらず不満を抱いていました。
松の妖術を使う男からの連絡で、漆羽が生きていることを知ると、北兜は態度を急変させ、目を血走らせて漆羽のいる神奈備本部へ向かうことを決意します。
巳坂伊武基の弟・巳坂奈ツ基(みさか なつき)の登場
神奈備本部第三層の訓練室では、上半身裸で剣術の訓練をしている男が登場。
彼が巳坂伊武基の2つ下の弟である巳坂奈ツ基であることが明かされます。
奈ツ基と兄の伊武基は「二人揃って最強」と呼ばれ、剣の才能を持っていました。
しかし、斉廷戦争で兄が妖刀「刳雲」の契約者に選ばれる中、弟は選ばれませんでした。
妖刀「酌揺(くめゆり)」の最後の契約者に選ばれたのは、奈ツ基よりさらに2つ年下の当時17歳だった漆羽でした。
兄は戦後、戦うことをやめてしまいましたが、奈ツ基はその後18年間、一日も欠かさず剣術の鍛錬を続けていました。
神奈備職員から毘灼侵入の緊急事態を知らされた奈ツ基は、「長え準備運動(アップ)だった」と述べ、兄の仇である北兜が関わる戦いへ参戦する姿勢を見せます。
彼は現在、神奈備の十河隊の隊長を務めています。
【カグラバチ】過去の記事はこちら
過去の話のリンクを張っておきます。過去の考察記事を見たい方はこちらからどうぞ。
80話 | 81話 | 82話 | 83話 | 84話 |
85話 | 86話 | 87話 | 88話 | 89話 |
【カグラバチ】人気記事一覧


【カグラバチ】登場人物一覧
ここからは登場人物についてまとめていきます。
主人公たち
![]() 六平チヒロ |
![]() 六平国重 |
![]() 柴登吾 |
![]() 鏡凪シャル |
![]() ヒナオ |
©外薗健/小学館
神奈備(かむなび)
![]() 薊 |
![]() 香刈 緋雪 |
![]() 美原 多福 |
![]() ??? |
![]() 壱鬼 |
![]() ??? |
![]() 区堂 |
![]() ??? |
©外薗健/小学館
毘灼
![]() 幽 |
![]() 昼彦 |
![]() 黒松の男 |
![]() |
![]() 北兜 |
![]() 久々李 |
![]() 斗斗 |
![]() |
![]() |
![]() |
©外薗健/小学館
漣家
![]() 漣京羅 |
![]() 漣宗也 |
![]() 漣伯理 |
![]() 漣天理 |
![]() 漣円慈 |
![]() 漣珠紀 |
©外薗健/小学館