『カグラバチ』は少年ジャンプで連載中の人気バトルファンタジー漫画です。
剣と妖術というテーマで、復讐と成長をテーマに描かれる話題作『カグラバチ』。
『カグラバチ』に登場する漣家(さざなみけ)は、200年以上の歴史を持つ闇オークション「楽座市」を運営する妖術師の一族です。
彼らの当主は異空間を操る妖術「蔵(くら)」を受け継ぎ、その力を利用して楽座市の運営を行っています。
本記事では、漣家のメンバーについて詳しく解説していきます。
Contents
【カグラバチ】漣家(さざなみけ)とは?

漣家は、長きにわたって裏社会で絶大な影響力を持ち、闇オークション「楽座市」を主催する一族です。
一族の戦闘術として「威葬(いそう)」という衝撃波を放つ妖術を使用するのが特徴ですが、当主に選ばれた者のみは「蔵」を継承する代償として「威葬」を失います。
また、当主の護衛を務める四人の精鋭「濤(とう)」が存在し、彼らは漣家の最強クラスの妖術師とされています。
【カグラバチ】漣家のメンバー
初代当主
漣家の始祖であり、「蔵」と「威葬」を両立して使用した唯一の人物です。彼の異質な才能が漣家の基盤となり、200年以上続く一族の繁栄をもたらしました。
漣宗羅(そうら)
京羅の父であり、伯理(はくり)の祖父にあたる人物。10代目当主として楽座市を取り仕切っていましたが、伯理が8歳の頃に死去しました。
漣京羅(きょうら)

現11代目当主であり、『楽座市編』のラスボスとして登場。
冷静沈着で紳士的な風貌を持ちながらも、実際は家族をも捨て駒にする冷酷な人物です。
楽座市の運営を最優先し、人の命すらも商品以下と考えており、自らの命さえも惜しまない合理的な思想を持っています。
また、相手の心理を巧みに操る策略家としても優れています。
漣宗也(そうや)

京羅の息子であり、次期当主候補と目されています。弟の伯理を溺愛しているものの、暴力を愛情表現と認識しており、常に伯理に対して過剰な暴力を振るっています。
漣家最強の妖術師であり、戦闘能力と知略を兼ね備えています。
漣伯理(はくり)

伯理は京羅の息子でありながら、幼少期には妖術が発現せず、一族から冷遇されていました。
家族からの暴力を受けながらも漣家の役に立とうと努力していましたが、とある出来事をきっかけに家を追放されます。
その後、六平千鉱と出会い、楽座市を阻止するために行動を共にすることになります。
物語の中でついに自身の妖術が「威葬」と「蔵」の両方であると覚醒し、初代当主以来の異端的な才能を開花させました。
覚醒した伯理は、最強の「濤」とされた兄・宗也を撃破し、漣家に反旗を翻します。
漣天理(てんり)

最年少で「濤」に選ばれた天才です。玄力をコントロールできない伯理を見下しています。
父である漣京羅の期待に応えようとする真面目な性格で、絶対的な忠誠と強い敬意を抱いています。
彼の生き方の根底には、「父の期待に応えたい」という一心があり、その真面目さと責任感が彼を極限まで突き動かしています。
作中では、死守を命じる京羅に応え、使えば必ず死んでしまう雫天石の武器を使用し、死ぬその時まで柴登吾や六平千鉱と戦い続けました。
漣円慈(えんじ)

長髪を編み込んだ男性妖術師。「濤」の一人として活躍しますが、その能力の詳細は不明です。
漣珠紀(たまき)

前髪で左目を隠した女性妖術師。京羅を「パパ」と呼ぶものの、実の娘かどうかは不明です。
【カグラバチ】漣家の精鋭「濤(とう)」
「濤」は、漣家の最も強力な妖術師4名で構成され、当主の護衛を務めます。
彼らはそれぞれ異なる個性と戦闘スタイルを持ち、漣家の防衛線を担っています。
漣宗也(そうや)、漣天理(てんり)、漣円慈(えんじ)、漣珠紀(たまき)の4人で構成されています。
【カグラバチ】漣家の妖術・蔵とは?

「蔵」は、漣家の当主のみに継承される異空間操作の妖術であり、楽座市の運営の要となる力です。
現在は漣京羅と伯理が使用可能です。
「蔵」の4つの能力
- 登録 – 物や人間を「蔵」に転送するためのマーキング。この登録を受けた者は「蔵」に出し入れが可能となり、漣家の人間は赤ん坊の時点で全員登録されています。
- 転送 – 「蔵」へ登録済みの物や人物を自在に出し入れすることが可能です。これにより、商品の保管や移動が容易になります。
- 蔵の操作 – 空間の構造を変えたり、商品の位置を移動させることができます。「蔵」内部で敵を閉じ込めたり、対象を圧殺することも可能です。
- 下見会(プレビュー) – 「蔵」に格納された物品を立体映像として投影し、自由に動かしたり会話させることができます。
「蔵」を継承すると、当主は本来の妖術「威葬」を使えなくなるという代償を伴います。
【カグラバチ】漣家についてまとめ
漣家は200年以上にわたり楽座市を取り仕切る闇の一族であり、当主にのみ受け継がれる妖術「蔵」がその繁栄を支えています。
現当主の漣京羅は冷徹かつ合理的な策略家であり、楽座市の維持のためならば家族すら犠牲にする非情な存在です。
一方で、落ちこぼれとされた伯理は、初代当主以来の天才的資質を持ち、漣家に抗う存在へと成長しました。